イチローすごい


◆長期安定が真の実力-4季安打、イチロー2位に
 シーズン最多安打記録が生まれた2年後、1922年に246安打したシスラーを、イチローが追い越したのは4日前。26日、第4打席に放った痛烈な左前打で、今度はシスラーが積み上げた連続する4季の通算913安打(史上2位タイ)にも追いついた。
 大リーグ記録はビル・テリーが29-32年に放った918本だ。安打の年間最多安打まで6本とし、4季の通算記録までは5本。1年と4年、両単位での快挙達成は目前となった。
 史上初の新人からの4年連続200安打を達成したのは1カ月前。1シーズンと4年がかりの記録の違いについてイチローは、「1年だけというのはだれにでも可能性がある。やっぱり実力者と呼ばれるには安定した成績を残さないといけない。でも、僕にとってはどちらも大事」。 一時的な爆発よりも長期の安定こそ本物の力。同じ意味のせりふは大リーグ1年目の終盤も口にした。当時は週間、月間が“一時的”で、1シーズンが“長期”だった。それが今は1年と4年のに、それぞれスケールアップした。「長い間プレーすれば当然そうなる。ただ、僕は1年目からこういう状態を目指してやっていた」。自信あふれる言葉が、ごく自然に出た。(共同)

私は阪急時代からのオリックスファンです。その昔は山田のサブマリン投法に感動して、ブルーサンダー打線の破壊力に酔いしれていたわけですが、丁度大学4年の就職活動中に、その年鈴木選手からイチローになった選手が鬼のようにヒットを打ちまくっているということで、水道橋でのセミナーを途中で切り上げ東京ドームに見に行ったことを思い出します。
そのときの感想は「美しい!」の一言。投げるにしろ走るにしろ打つにしろ、全てが体をムチのようにしならせているのが印象的でした。ストレッチ体操をしているような動きでした。
それからイチロー選手は打ち続けます。
活躍しだしてからもう4~5年経ったとき、ナンバーの記事で「僕は体感を意識しています。」といった記述がありました。そのころイチローは報道陣に対して「野球に対して研究したり洞察するわけでもなくお気軽に取材するのが許せない。」みたいなことを言っていたので、ナンバーですらそう言ったレベルなのかなあと思いました。正しくは「体幹」です。つまり、体の中心線の位置というのを気にしていたのでしょう。
イチローはその頃トレーニングになると変な肋骨模様みたいなスーツを着ていました。あれも「体幹」を意識するための補助線みたいなものだったのでしょう。
イチロー選手はずっと自分の理想型に向かって一歩一歩着実に前進していたに違いありません。
メジャーに行っても、ずっと活躍しているイチロー選手。昨日FOXテレビ(多分)でイチローのバッティングのスロービデオに線を引きながら「バッティングは普通後ろに体重を残しながら、軸を意識して打つのがコンスタントに打つ秘訣とされてきたが、イチローは始動も大きく、前につっこみながら打っている。もうめちゃくちゃだ。ただ目線は後ろに残しているので安定しているのではないか」といったようなコメントがなされていました。
野球の技術の奥深さを、きちんとわかりやすくしかもユーモラスに説明しているアメリカのTV。確かに野球はアメリカの文化なのでしょう。イチローの今まで積み上げてきた基本が長期安定した成績を支えているのとともに、それをしっかりと見ていくマスコミの報道姿勢。ともにすごいと思うし、今の日本のプロ野球界に欠けている部分もこういったところではないかと改めて思ってしまいました。


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