ダイエーの再生機構入り


ダイエー、再生機構活用・民間主導の再建断念
ダイエーが再生機構の活用を決定しました。いろいろ語り尽くされている感はありますが、雑感を少々。
まずはこれに先立ちトヨタの奥田さんが言った言葉がすごく直接的で印象的でした。
経団連会長「ダイエー問題、カネ借りるモラルに欠ける」

「カネを借りた以上は必ず返すのが商道徳のベース。それができない企業はダイエーを含め、カネを借りるモラルに欠けていると思う」。日本経団連の奥田碩会長は12日の記者会見で、混迷するダイエーの再建問題に関連し、債権放棄を受けても再生への道筋が見えない同社など過剰債務企業の経営姿勢を批判した。

確かにその通りとうなずきたくなる言葉です。この人の言葉は深みがあるというか、本質をずばっと突くところがあり、なるほどと思わされます。
でも、逆に受け入れにくかったのがダイエーを必要以上におとしめるような報道とか、高木社長へのインタビューで「進退問題を決するのはいつまでですか?」みたいなことを言っていたりすること。
誰がどう見てもダイエーが日本経済、消費者行動に一大インパクトを与えたのは事実だし、そういったビジネスモデルを作り上げられるのは本当に限られた天才なんだと思います。学校の成績とかではとてもとてもはかりきれないものです。
今回の図式は「出店に合わせて資金調達」→「その際担保価値を超える資金を調達(融資)」→「バブル崩壊とともに債務超過」→「手持ち資金の減少に伴う既存店舗への投資不足」→「店舗の魅力低下」→「収益の低下」→「更なる債務超過」といった流れに見えてしまいます。
これはビジネスモデルの良否ではなく、資金調達方法に問題があったといったことではないでしょうか?この問題が起こったからと言って中内さんの功績が意味の無かったものにはならないのではないでしょうか?
何が本質で問題だったのか?これを突き詰めていく姿勢が報道には足りない気がしてなりません。こういったことをわかりやすく説明してくれるメディアがごく少数に見えるところに、日本の報道機関のまだまだ努力すべき分野がある気がします。
また、日本には「武士の情け」といった言葉があったはずです。結果はともかく懸命な努力を続けていた人に、しかも高齢で全然休んでいない人に対してああいった死者にむち打つような言葉は聞いていて嫌な気分になります。実際高木社長も「なんでそんな方向のことしか聞かないんですか?」とむっとして言っていましたが。
ただ、ダイエーの店舗が最近魅力を失っているように見えたのも事実です。
ダイエーの中間期単独経常益62億円、期初計画下回る
是非、ここからまた頑張って、復活を果たしてほしいものです。


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