どうしてだろう・・・?

昨日来ニュースを騒がしている、米証券大手のリーマンブラザーズの破綻問題。
確かにとても大きな問題です。これだけ世界の金融市場が相互に関連している世の中では、この問題は世界規模の信用収縮を起こしかねない大問題だと言えるでしょう。だからこそ、欧州中央銀行も英国中央銀行も緊急資金供給を行っているのでしょう。かように中央銀行は動くべきでしょう、今こそ。
それにもかかわらず振り返るに、我が日本の状況はなんなんだろうか?この金融大乱と言える状況に際して、日本銀行の副総裁が1名欠員、政策委員も1名欠員というとんでもない状況であるにも関わらず、今回の問題と合わせて問題視している意見が全くと言って良いほど聞こえてこないのです。
聞こえてくるのは次期衆議院選挙の話ばかり。それも判で押したように「生活第一」。
でも今の事態は最大の生活危機につながりますよ・・・。
合理的でない理由を並び立てて、日銀の人事に障害を生じせしめた民主党。
この最大の金融難局に対して、それに対する意見発信をしない与党自民党・公明党。
先ほどの欠員問題を全く問題視せず取り上げもしないマスコミ。
そしてこのような事態となるような投票結果を先の参院選とその前の郵政解散の衆院選で出した国民。
誰もが人ごとのように今の事態を眺めているのは、いったいどうしてなんだろう・・・?
証券会社の問題だけに、あれは金持ちが困るだけで株券を保有していない人にとっては、なんの関係もないなんて思ったりしているのでしょうか?

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