東京六大学野球 H20秋 慶明戦1回戦観戦記

6月の初旬頃に書いていた試験なのですが、あれは学科と実地があり、学科を通ってちょっと浮かれている間に、早々と実地の試験日が迫ってきました[E:coldsweats02]
なので、ちょっと悩んだりもしましたが、やはり行くしかないだろ!慶明戦。ということで観戦してきました。
先発は我らがエース中林投手。立ち上がりからヒットらしいヒットも打たれず、序盤安定したピッチングをみせてくれます。
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一方の明治も岩田君を立て、こちらは昨シーズンのような安定感は無かったものの、なんとか無得点に抑えていました。
試合が動いたのは3回。まず表の攻撃で先頭打者山口君がクリーンヒット。その後小川君のバスターが的中し12塁のチャンス。小野寺君は強攻策でセカンドゴロも懸命のランニングで13塁。青山君が歩いて、1死満塁。そこで登場、梶本君。チャンスで梶本君が懸命のスイング!
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ショート後方にフラフラと上がったフライでしたが、明治のショート荒木君が体勢を崩しながらキャッチ。それを見た山口君はタッチアップでホームイン!1点先制です!素晴らしい判断でした。[E:shine]
その裏中林投手は恒例の四球でランナーを出したものの、2死2塁にこぎ着けます。そこで中林投手がうまくタイミングを取り2塁へ牽制!
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で、挟殺プレーに入るのですが、なんと名手渕上君がランナーの頭に送球を当ててしまいます[E:coldsweats02]
ボールが転々としている間に同点・・・。なんともです。
次の得点は6回。1死ランナー無しで山口の渾身のスイングで打った打球はレフトスタンドへ一直線!見事2-1と勝ち越します。
しかしまた、その裏明治も食い下がり、2死2塁で4番佐々木君がしぶとくレフト前にタイムリーヒット。好走塁で2塁に到達し、なおもピンチとなりますが、ここは中林投手が踏ん張ってくれました。
一進一退の攻防はは続きますが、塾野球部は7回2死ランナー無しでバヤシに代打を出し、8回から相澤主将をマウンドに送り込みます。
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今日の相澤主将も良かったですね。時には人を食ったようなスローカーブも交えながら安定感溢れるピッチングで、明治につけいる隙を与えません。[E:happy02]
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明治の2番手近藤君を打ちあぐねていた塾野球部でしたが、延長に入った10回表、4番青山君が火の噴くようなバッティングで左中間を深々と破る3塁打!梶本君が歩いた後、湯本君がきれいなセンター返しのタイムリーヒットを放ち、ついに勝ち越し!
その裏も抜群の安定感で相澤主将は3人で明治打線を片付け、見事塾野球部が勝利しました[E:happy01][E:shine]
今日の試合を見ていて感じたことですが、
1)ランナーの次の塁を狙う姿勢は感じられました。結果的にアウトになりましたが、無死満塁で飛び出した場面もスクイズのためと言うよりは、ゴロが転がればなんとしてもホームインするぞという決意の表れだったと思います。10回の青山君の三塁打も最初から三塁打を狙った走塁でしたね。ナイスラン!
2)チャンスの時になると、なぜか萎縮してしまうのが気になります。得点圏に進んでから打者がポップフライ、三振というのを何度見たことでしょうか?打者が勝手にジタバタしている印象です。塾高野球部はそういったときこそ低く強い打球を打つことを心がけていますね。何かそういうシンプルな目標を作ってチャンスに臨んだ方が良いと思います。少なくとも a)バットは早めの始動、つまり後ろ足に体重を乗せる b)突っ込まずに重心をほぼ中心に置いてボールを捉えにいく といったことを意識できれば。ってこれは普段の打席ならみなさんやっているんですけどね。10回の青山君の時に思わず「体突っ込んで打つな!」って叫んだ直後にそんな風に打ってくれたのは、偶然とは言えとても嬉しかったです。また湯本君のタイムリーヒットもまさしく低く強い打球をセンター方向にという理想的な打ち方でした!
3)最近のカメラの進化(つまりNikon D50→Nikon D90)により、連写で撮影することができるようになりました[E:wink]。そこでバヤシの投球を撮影したら、驚くことが!今まで気付いていなかったんですよね。後半の相澤主将と比べてみましょう。
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なんと投球後にバヤシはボールから目を離していた!まさかレッドソックスの岡島投手と同系統の投げ方だったとは。確かにフォアボールが多いのもわかる気がします。ただここで気を付けなければいけないのは、だからといって相澤主将のように(というか例えば白村君もそうしていますが)頭を動かさないようにフォーム改造するのもいかがなものかと。そうすることによってボールの勢いを殺してしまう恐れがあるからです。
ちなみに岡島投手は巨人入団後数多のコーチがフォームを変えようとした中、鹿取義隆コーチは岡島のフォームを「子供の頃、石ころを投げていたときからのフォームだ。今更変えられないし、彼にとって一番いい投げ方」と評し、フォームを変えずに能力を伸ばす方針をとった。その結果、リリースポイントのコツを掴み、変則投手として大成した(from Go!Go!OKAJI!)そうです。バヤシもリリースポイントのコツを更に掴み、もっともっと安定感のある投球を目指してほしいですね。もちろん、今日はナイスピッチング!
4)相澤主将は相変わらずいいですね!あの気合いの入った表情を見ているだけで、安心できます。自分なりに相澤主将の好不調の判断は1)振りかぶってからセットポジションに入るまでゆったりと動作し、そこで間をしっかり取る 2)その際頭から右足までがピンとまっすぐ一本線になり地面とほぼ垂直に立っている といったところから付けています。
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今日はまさにその投げ方!だからこそ相手を見ながらあのスローカーブも投げられたのでしょう。これからもお願いします!
5)もちろんみんなが考えつくことだから、とことん考えていらっしゃる相場監督も考えたことなのでしょうけど、不思議と掲示板やブログで書いたり書かれたりすることがダイレクトに反映されているような気がします。今日の試合でも a)四番タイプは青山君 b)チャンスで打ちそうな湯浅君 c)塾高野球部を参考に、一試合の中でのバヤシ-相澤主将のリレー なんていう要素が出ていました。でもそういった場面に出くわすと、なんだかゾクゾク来ますね。
6)帰宅した後第2日テレの録画中継を見たら、相場監督いい表情されていますね。目に力が満ちています。いろいろご苦労も多く大変でしょうが、これからも頑張ってください!
7)前回に引き続きなぜかアンラッキーボーイとなってしまった渕上君。深く悩むことはありません。そんなことは長い人生でいくらでもあります。気分転換に神社でお参りでもされたらどうでしょうか?結構まじめです。運の悪いのは誰かのせいにしてしまい、今後すっきりとした気持ちで頑張っていきましょう!渕上君の力はこれからの塾野球部にとって絶対必要となるはずです。
8)今までもそうだったかもしれませんが、応援指導部の面々の気合いの入り方が気持ちいいですね。いろいろな人の顔面に血管が浮き出ていました[E:impact]  いろいろな応援の仕方があるとは思いますが、自分は古いタイプなのか一生懸命全力を尽くして応援している姿に突き動かされるので、本当に見ていてリードして貰っているなあと思います。応援指導部員の方々、大変だとは思いますが、これからも頑張ってください!
9)外野の守備位置とプレーの選択の質をもう少し上げるようにすると良いと思います。6回の同点に追いつかれたシーンですが、二死二塁であのときレフトの山口君は四番の佐々木君と言うこともあり結構後ろ目に守っていました。これはよほど二塁ランナーのスタートが遅れていない限り、1点はしょうがないという守り方だと思います。もちろん佐々木君だから大きいのも十分あるはずであそこに守っていたのは間違いではない。しかしその後無謀にも本塁送球をしてしまったせいで、打者走者も二塁に到達してしまったわけです。本塁で刺したいならもう少し前、あそこで捕ったら二塁に投げるとしてほしかったですね。塾高野球部の時にも書きましたが、大体2塁ランナーが本塁に突入するまでに大体どれくらいかかるかを計測し、自分の肩でその時間マイナス0.5秒くらいで投げられる場所はどこか、しっかりと測定・把握した方が今後のためにもいいと思います。守備でリズムを作っていく塾野球部にとってそれはとても大事なことだと思うのです。
10)最後に1点をもぎとったものの、2番手の近藤君に結構てこずっていました。彼はストレートも速く、左打者の内角をえぐるボールの使い方、そして抜いた球の使い方が結構うまかったので、苦戦するのも止む無しでしょう。でも、彼は突っ立って投げるフォームです。つまり膝に余裕が無いので、バランスを崩しやすいように思えます。であれば中軸打者はともかく、他の打者たちは投球フォームに入ったらバントの構えをして、彼の投球のバランスを崩してみるのはどうでしょうか?最初に迎えたピンチである10回にバタバタしたように、ペースが乱れると修正がききにくいタイプに見えるのです。そうです、ちょうど塾高野球部で最近みんながやるように・・・。
では、2回戦での勝ち点奪取を信じて、この記事を校了しようと思います。長文にもかかわらず最後まで読んでいただけた方、本当にどうもありがとうございます[E:happy01]

「東京六大学野球 H20秋 慶明戦1回戦観戦記」に2件のコメントがあります

  1. まいどドウモ!
    独立さんこられると視点倍増で楽しいですね☆
    バヤシのフィニッシュの写真はビックリです(☆▽☆ )
    天王山の試合がこれからも続きますが、試験がんばってください(*´д`*)

  2. げんきさん
    こちらこそ毎度どうもありがとう。
    最近コメントをよくいただき、プレッシャー、いや励み(笑)になります。
    早速今日も観戦に行くべきか勉強にいそしむべきか悩んでいる最中(笑)です。
    [E:catface]

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