平成20年度秋季神奈川県大会準決勝 対日大日吉戦 観戦記

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                    □勝利後の歓喜の挨拶へ!
(この記事で掲載されている写真は全てNikon D90+AF Nikkor 70-300mm F4-5.6 で撮影されています。)
日々一刻と迫り来る試験の日・・・。更に今日は出勤日・・・。
なのに、このタイトルで記事を書くことが出来るなんて自分は バカ 幸せ者なんでしょうか![E:coldsweats01]
さて、そんな訳で今日はさすがに重要度から言って神宮よりは保土ヶ谷だと思い、午前で仕事を切り上げていざ保土ヶ谷球場へ!
球場を前にして駐車場待ちでしばらく時間が過ぎた後、ようやく球場内に入ることが出来、1回裏から観戦することが出来ました。
1回裏は2死から鮮やかな連打で2点先制しました。絵に描いたような渡辺君のセンター返しの打球と、白村君の左中間に飛ぶ2点タイムリー二塁打。幸先の良いスタートです。
今日の先発は、もちろん白村君。2回に1点を失いましたが、そもそも守備隊形が1点取られることを前提とした守備陣形でした。これはすなわちここで1点を惜しむ必要は無い、白村君ならあと1点あれば大丈夫とチームとして判断したということ。ある意味ぞくっと来たのはここの場面でした。彼らはこの試合をコントロール下に置こうとしていると。
実際にその後は、危なげない形で試合は進んでいきます。
力投を続ける白村君の勇姿です。
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彼が投げているときに吠えているときは、気持ちが乗っているときなんでしょう。2枚目の写真でも彼が吠えているのがわかると思います。
また、バッティングでも白村君は大活躍!確か3安打ではなかったでしょうか?この写真もヒットを放ったときの写真です。
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試合はその後は両投手の投げ合いが続きます。そのため、両校とも足で揺さぶりをかけようとしていました。
例えば日大は三塁がはじきレフト前ヒットとなるや否や二塁に走る。しかしこれはレフトの宮下君が落ち着いて処理したため、二塁で封殺!
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また、内野ゴロでも懸命のヘッドスライディング。
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これに対して塾高はセーフティバントを多用してゆさぶりをかけようとします。
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しかしなかなか成功しません。ランナーは結構出て、スコアリングポジションにも進みます。
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しかしなかなか得点に繋がらず、重い空気が流れていました。
そんな均衡を破ったのが、6回裏。ヒットで出塁した白村君がエンドラン崩れの間に二塁へ到達し、荒川君が三遊間を抜くヒット!しかし前進守備のため三塁ストップ。ここで春山君がしっかりとセンター前にタイムリーヒット!
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白村君がゆっくりと本塁へ生還です!!しかし日大日吉の捕手も良い選手ですね。このときちゃんと本塁を踏んでいるかどうかしっかり見ています。
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この2点差があれば、今日の白村君にとっては十分でした。
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あとは特にピンチらしいピンチも無く、最後まで投げきり、このガッツポーズがうまれるわけです。
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スコアは3-1。見事な勝利でした[E:happy02]
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では、今日の感想を。
1)実は今日の白村君はそんなに良い印象ではありませんでした。右手のバックスイングが小さく、こねたような投げ方が散見されました。また置きにいく球も結構ありました。それにも関わらず、ほとんどピンチらしいピンチを迎えることがなかったのです。これは余程ボールそのものに威力がなければ出来ることではありません。
でもだからこそ、彼には大きく育ってほしいなあと思うのです。大きくゆったりとしたフォームの時に投げられるボールのすごさ!なかなか慶應関係で見たことのない投手です。もっともっとすごいボールを投げることが出来るように、自分なりのフォームを早く固めてほしいですね。
2)白村君が続きますが、メンタル面で大きな成長が見られますね。と言って以前の白村君をそれほど知っているわけではないのですが、聞いているところによると四球から自滅することがあったと。今は、打者一人一人に対して良い具合で力を抜く深呼吸を行ってから、立ち向かっています。
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これが精神的に浮き沈みしないことにつながっているように思えます。他の選手たちにも積極的に声を掛けている姿も印象的です。
3)今後のチーム作りとして課題になるのが、去年以上にワンマンチームに見えてしまうようになるかもしれないと言うことです。今のところどうしても白村君の活躍が目立ってしまい、なかなか他の選手たちの個性が出ていないようにも見えます。各選手たちが役割を果たそうと、献身的なプレーを続けています。これが秋の快進撃を支えていると思うのですが、そういった自己献身的な姿勢を周りが評価していってあげないと、下手するとチームがまとまらなくなってしまうかもしれません。もちろん杞憂であることを望みますが、このチームを活かすも殺すも、縁の下の力持ちたちをどれだけ大切に出来るかにかかっているように思えました。
4)キャッチボール、回頭のボール回しは丁寧にしっかりとやりましょう!ボールを捕るときに逆シングルで軽く捕りにいきはじいたり、投げるボールが暴投気味だったり、キャッチャーからセカンドへの送球がそれているのを見るとヒヤヒヤします。練習の時はいろんな形を試みるのも良いと思いますが、試合中のそれは丁寧に丁寧にやることが一番大事だと思います。それが最後の大事な場面で生きるはずです。ボールを大切にしていきましょう!
しかし、攻撃中のいろいろな仕草、守備中の声の掛け合いを見ていると、本当に野球をよく知るチームになったんだなあと思い、感慨もひとしおです。いわゆる神奈川野球になりましたね、塾高も。
では、まずは県大会の優勝を目指して、明日も頑張れ、塾高野球部!と小山君に締めて貰えばと思います。
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ありがとうございました。[E:good]
しかし、明日こそ観戦に行くのは難しそうです・・・。皆様、両球場とも応援よろしくお願いいたします。\(^o^)/
-追伸-
神宮って試合あったんでしったっけ?

「平成20年度秋季神奈川県大会準決勝 対日大日吉戦 観戦記」に7件のコメントがあります

  1. お疲れ様!
    本日応援していて、新チームにも勝たせてあげたいと思えるようになった慶應愛ど真ん中の げんき です。
    白村くん、今年初?の九回完投だったのでは?
    後半は見ていて頼もしかったです。
    あと個人的に前言訂正ですが、渡邊くん、今日はチャンスメークでバッチシ貢献してましたね!打順が回ってきた時にランナーがいなかった訳ですね〜
    みんなで繋いで、プレッシャーを掛けていく攻撃で明日も頼んだぞ!
    明日は烈火連発だ!
    目指せ栄光!!

  2. げんきさん
    各メンバー、みんな頑張っていますよね!
    そんな人たちを応援できる幸せを本当にひしひしと感じます。
    げんきさんの仰るとおり、明日もつないでせめて勝利をもぎとってほしいですね!
    三色旗のもとに、我ぞ神奈川の覇者!と明日は叫びたいですね。

  3. 今日の白村くんはツーアウトからの三振がほぼ毎回のようでしたね。ですから応援するほうにとっては気持ちよかった。本当はお目にかかりたかったのですが、強行軍で来ていましたので、試合終了後すぐに撤収…ちなみに明日から塾高→塾(予定外)→志木高軟式と…試験頑張ってください!

  4. はじめまして。
    今日の白村君は9回投げる事を念頭に置いて体力をセーブしたのではないでしょうか。
    桐光戦で見せた目の覚めるような速球が少し抑え気味だったように思います。
    私は佐藤旭君に注目しています。
    二回表の1点を犠牲にしても二死走者無しを選んだ判断力は、一年生とは思えません。
    あ、六回のタイムリーは春山君ですね。

  5. おくさん
    確かにツーアウトの後は三振が多かったですね。白村君のガッツポーズで回が終わるシーンの印象がかなり強いです。今日の試合、やはり行かないことにしたのですが、塾高野球部&塾野球部応援よろしくお願いします。
    tomiさん
    初めまして!書き込みいただきまして、ありがとうございます。
    確かに9回というか次の試合とかも含め体力の温存を図っていたように思えますね。但しそれを考えて小さな投げ方で体力をセーブするのではなく、体を大きく使って、でも力は抜いて投げる、そういった投げ方の方がいいと思うのです。そんなことを考えることが出来るのも、白村君の素質の素晴らしさからですね!
    旭君もいいですね!大振りすることなく、ちゃんとミートを心がけているところに、安定感を感じます。
    春山君の件、ありがとうございます。早速訂正できるのがブログの良いところで・・・。なので直しておきました。
    では、またお越しくださいね。県大会決勝戦の応援、よろしくお願いします。

  6. 独立さんの願いが通じ、無事に優勝しました。取り敢えずホッとしてます。関東大会は1日からですけど、例年のパターンでいくと3日からの登場かと。塾野球部そして、関東を制して塾高野球部にも神宮で暴れ回ってほしいものです。

  7. おくさん
    おくさんを始め、みなさんの熱心な応援の気持ちが通じ、塾高野球部は見事優勝の栄冠を勝ち取ってくれましたね!
    現地観戦、お疲れ様でした[E:shine]
    慶早戦もあり、11月の上旬は大忙しです。
    昨日までの試合を見ていると、まだまだチームを作り込んでいく過程のチームなので、過度な期待をすることなく、温かい気持ちでこれからも応援したいですね。

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