東京六大学野球 H20秋 慶早戦2回戦観戦記

これほど宿敵早稲田から得点したのは何年ぶりでしょうか?(2004年の春以来ですね)
さて、今日の試合、やはり先発を託されたのは中林くんでした。
Bayashi1
相場監督も昨日の試合の借りを返すべく、選手たちの練習をじっと見つめています。
Aiba1
さて待っている時間も過ぎ去り、正午を回ってから塾旗が入場してきました。旗手を真後ろから捉えてみましたが、力感溢れていますね。
Jukki
そうこうしているうちに、試合が始まりました。先発投手は塾野球部が中林くん、早稲田が松下くんです。ちなみに慶應のKマークが気合いの余り赤く燃え上がっています[E:impact]
なんて見えませんか?
Score1
初回竹内君が粘った挙げ句に四球で出塁しますが、得点無し。但し随分リードを大きくとっていて、松下くんも執拗に牽制を繰り返していましたが、間一髪セーフが多かったですね。バスターをかけてみたり、どんどん積極的に仕掛けている印象でした。
昨日に引き続き登板の中林くん。
Bayashi2
初回を無難に切り抜けます。
2回表、塾野球部は漆畑くん、中林くんでチャンスメークをして、竹内くんが見事タイムリー!塾高軍団で先制点をあげるという、塾高ファンにはたまらない展開に。
Score2
守備もどんどん積極的にいく、今日の塾野球部。竹内くんが惜しくも捕り損ねましたが、フェンスに果敢にジャンプ!
Takeuchi1
中林くんもエースの自覚を前面に出し、堂々としたマウンド捌き。
Bayashi3
ランナーを出すも、しっかりと投げきります。
Bayashi4
3回の攻撃は今日4番に座った梶本君。
Kajimoto1
その梶本君の目の覚めるようなライト前ヒットと青山君の死球で無死12塁となったところで、6番今福くんがそのままヒッティング。見事左中間を抜けるタイムリーツーベース!3-0とリードを広げます。
Score3
4回は小野寺君がいやらしい構えで相手を揺さぶり四球で出塁。梶本くんが凡退しますが、続く青山君がレフト前にクリーンヒット!
Aoyama1
そして今福くんが2打席連続のタイムリーツーベース!
Imafuku1
Home_in
しかし、好事魔多し。4回裏に振り逃げでランナーを出し、ワイルドピッチ(パスボール?)で1点を失います。すかさず相場監督がマウンドに。
Meeting
その後はきっちりと抑えます
5回、6回と点を取られたら取り返すという理想的な攻めを見せた塾野球部。2死ランナー無しから2点もぎとったりしてあっぱれでした。
中林くんも6回まできちんと投げ試合を作ります。今日は本当に堂々としていましたね。
Bayashi6
その後7回からは村山くんが登板。
Murayama
私も外野席にサークルの後輩が来ていたので、内野の学生席を離れ外野席に行き、慶應の応援の布教活動に。
彼らと一緒に見るのは初めてでしたが、やはり応援の流れそのものがわからないようなので、一緒になって熱く応援してみました。突然外野の端の一角が盛り上がったなあと思って頂いたとしたら、多分それは我々の一団です[E:coldsweats01]
そんなことをしているうちに9回裏2アウト。
Score5
最後のバッター松本君がセカンドゴロに倒れます。
Gameset
見事塾野球部が勝利を収めました!!
Score6
さて、見ながら感じていたことを少々。
1.昨日の記事で散々「強者相手に動かないと」みたいなことを書きましたが、今日の塾野球部は序盤から動いてくれました。前述しましたが初回竹内くんがしぶとく四球で出塁し、執拗にリードをとり(多分声も出していたのかな?)、松下君に幾度となく牽制させています。間一髪セーフは決して危ないわけではない。むしろ相手がもしかしたら次は刺せるかもと変な色気を誘発したり、そんな大きくリードとっているなら走られるんじゃないかと心配させたり、兎にも角にも気持ちを乱す効果があると思います。今日、早稲田の投手陣は13四死球と乱れました。が、これは勝手に自滅したのではなく、塾野球部が執拗にプレッシャーをかけたからだと思います。
あれだけのスター軍団でも気持ちの平衡を失うと、かくももろくも崩れ去ってしまうものだと思うのです。
2.今福くんがやってくれました!!塾野球部のブログでのコメントで「代打でも頑張ります」とけなげに書いているのを見て、彼の精神状態がとても心配になっていました。そんな気持ちを振り払う活躍ぶり!最後の最後の慶早戦で活躍できて、本当に嬉しいです!あと一試合、とことん自分の力を出してください。
3.中林くん、やっと呪縛を取り払いましたね。昨日の試合を見て、もう慶早戦でも大丈夫かなと思いましたが、早速次の試合で勝利を収めるとは。明日もどんな順番かはわかりませんが、頑張って勝ち点をもぎ取ってください。
4.青山くん、今日は良いバッティングでしたね。上記の写真を見てもしっかり軸が残っています。これなら大丈夫だ!守備も安定していて、本当にチームを支えてくれています。
5.梶本くん、ナイスバッティング!と言いたいところですが、チャンスの時に2度見逃し三振だったのでちょっと保留です。思いきり良くセンター返しを心がけて、打ち抜いてください。
守備の準備もいいですね!
Kajimoto2_fielding
これだけ低く構えて待っているということは、しっかり集中しているのですね。
今日の試合、前に書いた通り「打ち克つ」野球により見事勝利を収めました。
しかし、塾野球部の目標はこれで達成ではありません。明日の試合に勝ち、勝ち点を挙げてこそ意味があるのです。
明日の相手はきっと斎藤くんでしょう。彼は簡単には動揺しないに違いありません。しかし崩れる部分もあり、それを見せまい見せまいとしているのが今の状態だと思います。
彼をしっかり打ち砕かないと、これからあと2年は早稲田に勝てないことを意味します。
今日のようにどんどん揺さぶりを掛けて、相手を崩して、今日に引き続き打ち克っていきましょう!
さて、明日も明後日も明明後日も試合を観戦したいのはやまやまですが、なぜか会社の職人さんとの旅行と研修が重なり3-5日は全く動けません。残念です。が、塾野球部も塾高野球部も応援されている方はたくさんいらっしゃいますし、私も遠くから念を送り続けたいと思います。
と言うわけで今年の野球の観戦記はこれで最後となるでしょう。どんどんたくさんの方にご覧いただき、とても書き甲斐がありました。つたない表現が多かったと思いますが、これからも精進して行きたいと思います。
また来年観戦記を書くことを楽しみにしています。
最後に盛り上がるスタンドを。
Stand
Stand2
では、今後ともよろしくお願いします。

「東京六大学野球 H20秋 慶早戦2回戦観戦記」に7件のコメントがあります

  1. そういえば、スコアボートの得点掲示板。春の際は、WとKってカラーではなかったですよね。(もちろん他のチームの際も)徐々にではありますがリニューアル神宮も色を発揮し始めましたね。声出しすぎたそうで…でも嬉しい悲鳴ですよね。私もそういうの大好きです。日付が変わって3日は文化の日。文化の護り高らかに!!!!!

  2. おくさん
    コメントありがとうございます。
    新スコアボードはメインのバックスクリーン後ろだけでなく、ホーム後方のスコアボードもカラーで、昨日の優勝監督インタビューの画像を映し出していました。
    すごいですね!
    声が枯れたのはある種の勲章だと思っています(^^ゞ
    応援を貫き樹てし、誇りありです(*^。^*)

  3. 素晴らしいブログ、ありがとう。
    今シーズン、最後と思うと、残念です。
    職人さんとの研修旅行、楽しんできてください。
    大手の建設会社にはない心の通った経営をなさっている
    ことが文面からしのばれます。
    政治、経済、経営、幅広い分野の慧眼、野球観戦記お休みの間も
    このブログ、楽しみにしています。

  4. 布教活動おつかれさまでした(笑)
    イイコトしてきましたねぇ^^
    どうせ野球見るなら、学生席入るなら、The 応援と呼べる六大学のチャンパを味わってもらいたいですよね!ボクは応援の様式美と雪崩のような声援が好きです。
    日曜の試合は土曜とうって変わって大変盛り上がったのでは!?うらやましい〜
    少しは溜飲下げられたでしょうか。今福クンの活躍が嬉しかったです!
    こうなったら意地の勝ち点奪取だ!!

  5. 11/2 生観戦昼の部:内定者視察@神宮球場【慶應9-3早稲田】<画像・リンクの追加あり>

    (Ser.1919) ということで、昼は神宮で東京六大学【慶應対早稲田】の試合を見てきました。 早稲田のスタメンは、 4上本(虎3位) 2細山田(☆4位) 9松本啓(☆1位・虎抽選ハズレ) (中略) 1松下(明徳卒3年) 慶應の先発は中林(塾高卒3年) 早稲田の先発…..

  6. 文武両道さん
    コメントありがとうございます。いろいろと温かいコメントをいただき、本当に励みになりました。今後ともよろしくお願いします。

  7. げんきさん
    コメントありがとうございます。
    矢沢栄吉じゃないけど、「慶應に入って、慶應の応援を知らないなんて、本当にもったいない」と思いますよね。
    本人たちも結構楽しんでいたようなので良かったです。でももっと面白かったのは、そうやっているうちに周りから人が集まってきたこと。やはり外野席でも応援したがっている方々は確実にいるんですね。
    残念ながら意地の勝ち点奪取はならなかったようですが、持てる力は発揮できたようなので、ホッとしています。4年生の子たちのこれからの人生のご多幸をお祈りするとともに、次期の野球部の活躍を心から期待したいですね[E:happy01]

阪神タイガース世界一への道~野球狂あさちゃん。 へ返信する コメントをキャンセル

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