WBC 2次リーグ日本対キューバ戦雑感

すごい勢いで、リアルタイムに観戦記を書いていましたが、仕事で出てしまったため、後は通勤途中にテレビで見ただけなので、ちゃんとした話を展開することは難しいと思います。なので、ちょっと思ったことを。
まずは日本チーム、対キューバ戦の勝利おめでとうございます!!
今日は本当に日本チームの良いところが出ていましたね。すなわち、
1)難しい球はカットで逃げて、甘い球をしっかり打つ
2)守備位置をデータに合わせて微妙に動かしながら、失点を防ぐ
3)各打者がケースバッティングをしっかりやる
4)投手のコントロールの良さ
などです。で、気になったところが
1)やはりイチロー選手の不振。どうもスウェーの動きが大きいと思っていたら、ある雑誌にそれは肉体的衰えの兆候だとか。すなわち、コンパクトに振ってもパワー不足になり、それを自分も感じるため、必要以上に反動をつけようとして、その大きな動き故差し込まれると。だから野村監督も「疲れているんとちゃうか」って言ったんでしょうね。スウェーの幅をなるべく前に戻して、かつ右足の壁を崩さないような打ち方が出来れば、きっと復活するでしょう。でもそうでないときは・・・。
2)城島捕手は、相当野村監督にリードを揶揄されたことが面白くなかったみたいですね。

『野村ノート』をしのぐ城島の頭脳
WBC日本代表リポート 2次ラウンド・キューバ戦
■味方投手、相手打線、球場、すべてを計算
 ハキハキと答える口調とは裏腹に、城島健司は明らかに怒っていた――。
 キューバ戦で勝利投手になった松坂大輔の好投を引き出したリードについて聞こうと集まった報道陣に対し、口をついた言葉は「配球ですよ。『野村ノート』に書いてあったから」がほとんど。1次ラウンド決勝・韓国戦に0対1で負けたことに対して、東北楽天・野村克也監督にリードをやゆされた。そのことに対してだった。
「野村さんに怒られたおかげで『野村ノート』で勉強した」 
 果たしてその本音は……。
 報道陣のやり取りの中でもリードについて語ったのは、
「東京ドームと配球は変わった。安全に、安全に」
 松坂は外角ストレートのコントロールが良かった。右の強打者が多いキューバ打線に対して、シュートで内角を意識させ、外角ストレートで勝負する。これが配球の基本線だった。内角をさばくのがうまいキューバ打線に外角を意識させることで、詰まった当たりが多くなった。松坂が打たれた5安打のうち、2本は内角に詰まったテキサスヒットだった。 
 ライトに広いペトコ・パークならではの対策でもあった。右打者の外角を攻め、センターの福留孝介を右中間寄りへ、ライトのイチローは深く守らせた。
「右打者のフライがあっちに飛ぶことは想定済み。そういう守りを取ってもらった」
 この守備位置が功を奏し、外野の頭上を越されることも、右中間を破られることもなかった。
■松坂を覚醒させた城島のリード
 松坂は1次ラウンド・韓国戦では4回2失点とやや安定感を欠いた内容だった。米国アリゾナ合宿での練習試合もWBC規定により登板できなかった。それに加えて、キューバ打線は1次ラウンドトップのチーム打率3割9分4厘と絶好調。アテネ五輪、前回大会と2勝を挙げている相性のいい相手とはいえ、いろいろな不安を抱えながらの先発マウンドだった。
 しかし、終わってみれば、球数制限ぎりぎりの86球(2次ラウンドは上限85球だが、打席の途中で到達した場合はその打者まで投げ切れる)で、6回を被安打5、無四球無失点。
「僕の力も何もない。1点取られただけで(野村さんに)怒られちゃうから。本当に良かったですよ」
 何を聞かれても、おどける城島。
「(『野村ノート』が)いくらか知らないけど」
「球場によってリードを変えるとは書いてなかった」
『野村ノート』に頼っていないのは言わずもがな。経験豊富な城島の頭脳が松坂を覚醒させた。

なんだか記者もわかっていないような気がしますが、野村監督はリード云々より、こういった人間性そのもの、つまり俺が俺がという性格を言っていたのだと思います。そういった意味では、まさしくその通りですね。でも、こうやってどんどん乗っていってしまえば、とてつもない力を発揮することもあるので、どちらが正しいとは言えないですね。続く韓国戦、真価を見せるときです。
3)男村田、真の日本の4番に進化するかも
今日の村田選手は本当に良い感じで集中し、またケースバッティングを行っていましたね。ちょっと往年の清原選手(つまり西武の黄金時代)を彷彿とさせました。まだ荒いので向かないのではと思っていましたが、これはこのWBCをきっかけに、本当に良い選手になってくれるかもしれませんね。内川もいいし、これで細山田が素晴らしい捕手になり、松本啓がトップバッターに定着すれば、横浜もかなり面白いチームに化けるかもしれませんね。
大事な試合が続きますが、頑張れ!日本。

「WBC 2次リーグ日本対キューバ戦雑感」に4件のコメントがあります

  1. こんにちは
    >イチロー選手の不振
    心配ですよね。素人目に見てもスイングの鋭さがないのがわかります。
    でもイチローはスロースターのはず、大丈夫でしょう。
    一緒に応援しましょう!!!!

  2. 一言だけ。
    次にキューバと当たるのが怖い!
    一戦必勝だ。
    ガンバレ!ニッポン!!

  3. romさん
    お初のコメントですよね。どうもありがとうございます!
    さて、イチロー選手のスロースターターぶりは確かにそうですよね。みんながイチロー選手のスイッチが入ることを固唾をのんで見守っているところなのでしょう。
    今日は大事な韓国戦。イチロー選手の打棒炸裂に期待しましょう!
    また、これからもお時間あるときにはどうぞお越しください。

  4. げんきさん
    コメントありがとうございます。
    ここからは、本当に一戦必勝ですね。大事な時にこそ、自分のすべきこと一つ一つに集中することが大事です。緊張してうまくいかない時と言うのは得てして、「失敗したらどうしよう」と先のことを心配したり、「何が何だかわけがわからなかった」と我を見失い自分のすべきことに思いを馳せていないことが多いと思います。そうならないよう、冷静な頭と熱い心で韓国戦に各選手は臨んで欲しいですね。
    頑張れ!日本チーム。

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