多事争論 -小沢一郎、ついに代表辞任

リンク: 小沢一郎、ついに代表辞任.(From ココログニュース)

民主党・小沢一郎代表が、ついに代表辞任を表明した。西松建設献金問題で公設秘書が逮捕・起訴されたことの責任を取っての辞任で、本人は「闘うための辞任」と語っているが、ネット上には様々な評価が寄せられている。

小沢代表は、11日の午後5時過ぎの記者会見で、「ここで勝たなければならない」と政権交代の必要性を訴え、党内の一致団結、挙党一致体制を呼びかけた。会見時間は20分余り。

小沢代表続投に納得できないとする国民は、読売新聞の世論調査によれば71%に上り、そうした世論を背景に党内からも辞任の声が強まっていた。ま
た、先日の報道番組では菅直人代表代行が「選挙には代表辞任後、1か月半以上の期間が必要」とコメントしており、来るべき衆院選に配慮した辞任という見方
がマスコミの間でも強まっている。

一方、この小沢代表の辞任について、ネット上には「結局、政局のための辞任」「党首討論を避けたのでは?」「政権交代のためには良いこと」などの意見が寄せられていた。

う~ん、記事を書いた直後に小沢代表は代表を辞任してしまいましたね。しかも、何か悪いことをしたから辞任するというのではなく、このまま代表にいると叩かれるネタになるので退くと、堂々と話していましたね・・・。

そういえば福田さんも辞任するとき、状況を変えるためと称していました。自分を客観的に見ることが出来るからと名言を残して。

私はどうしても「それを言っちゃあ、おしまいよ」と思うのです。

結局は政策も政見も関係なく、選挙のために自ら辞任する。政治家が果たすべき義務とは「選挙に勝つ!」だと思っているとしか思えません。

政治家が果たすべき義務は、この国をより良い国にする。それも自分の力で。それしかないと思うのです。

結局はこの国の、いや世界の経済の一大事の時に、結局大事なことは政局なんだと、与党も野党もマスコミも思っているとしか思えません。

「選挙に勝つ!」ではなく、「俺がこの国を立て直し、より良い国にしていくんだ!」と気概を持った党首・有力者はいつになったら出てきてくれるのでしょうか・・・。こんなことばかりやっていると世界から取り残されるか、はたまた過激な言動を弄する政治家が突如人気を博し、この国を恐ろしい方向に導いていくかもしれませんよ・・・。ちょうど1930年代のドイツのように・・・。

なんて憂鬱になってしまう、この頃の政治情勢でした。

「多事争論 -小沢一郎、ついに代表辞任」に3件のコメントがあります

  1. 吉田、岸は、首相在任中は、
    マスコミからボロクソに言われましたが、
    不思議なことに、そのマスコミが、
    彼らを評価する特集を組んだりするのですから。
    政治家は結果責任で後世が歴史で評価する、
    と開き直るくらいでなければ!
    「どの人が首相にふさわしいですか?」
    「人柄がよさそうだから」
    余りに「お気軽」な人気投票!

  2. 文武両道さん
    コメントありがとうございます。
    さて、彼らは吉田さんや岸さんではなく、大野伴睦さんの言葉にシンパシーを感じているのではないでしょうか。すなわち「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人だ」のことです。
    確かに今マスコミ界の大重鎮さんも、この方に付き添っていましたからね・・・。
    かと言って、大野伴睦さんはそれだけの政治家ではなかったと思います。彼は彼なりの大儀を大事にしていたと聞きますよね。「伴睦殺すにゃ刃物はいらぬ、大義大義と云えばよい」という戯歌にされているほどです。
    「それは後世の史家が判断することだ」
    この言葉を今の政治家から是非聞いてみたいですよね。

  3. 政治屋は結局最後の舞台でも二言目には政局、政権。
    キングメーカーに壊し屋、どちらも云われていたのに民主党ではどちらもできず、かなと。
    やはり自分が起つとだめなんでしょうか?得手不得手があるものですから適材適所を進めたいですね…

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