参議院選挙前4日前の風景

相変わらずなかなか休みが取れていなかったので、思い切って今日はお休みを貰うことにしました。
12時くらいに寝たはずなのですが、途中ところどころ電話で起こされることがあったものの、午後1時までゆっくりと寝ることが出来ました。やっぱり、人間にとって睡眠はとても大事なんだなあと改めて感じました。昨日まではどうも頭に霧がかかっているかのような感じがしていましたから。
そして昼飯を食べていたら、家の前の道路に選挙のための自民党の街宣カーが。
何を言うのかなあと思って聞いていたら、

1.子供が大事だ!と言いますが、その大切な子供が日教組に支配されているところに預けていいのでしょうか?その日教組が牛耳っている民主党に政権を任せていいのでしょうか?
2.ワールドカップのイングランド戦で誤審があり、イングランドは敗退してしまいました。今、この選挙で誤審をしてしまったら、日本が敗退します。

という趣旨でがなりたて演説し、去っていきました。
う~ん、敵失が続いているにも関わらず自民党の支持率が一向に伸びない理由がなんとなくわかる気が・・・。
そして2時くらいから、日テレの「ミヤネ屋」を見ていました。
最初からず~~~~~~っと、大相撲問題。40分くらい延々と放送していました。選挙前なのになあと思っていながら、他に見る番組もないので見ていたら、ようやく「選挙が大事ですよ」という話しになり、「各政党の政策を比べてみましょう」という話しに。
やっとまともになったなあと思って見ていたら、

民主:消費税は上げたくて上げるわけではない
自民:この選挙に敗北したら谷垣さんは退陣する
公明:この選挙でイエローカードを、民主党にレッドカードをと出して、演説。用意周到。
共産:消費税を上げるなんて庶民いじめは絶対に許さない
社民:私を罷免したと言うことは沖縄を切り捨てること。消費税絶対反対。
国民新:亀井代表、プロレスのリングに上る。消費税は庶民いじめだから絶対反対。
みんな:消費税を上げる前にやることはあるはずだ。
たちあがれ:強い日本、強い経済を民主党がパクッた。一言も断りがなかった。
改革:消費税を上げるを一番最初に言ってはダメ。私の頭は厚労相時代、一つ一つ取り組む毎に薄くなった。

・・・、これで一体何を判断せいと・・・?
そしてあっさり話題は次の話題に・・・。
また、社民党の候補者から、以前黄色と黒は勇気のしるし♪さんがご紹介されていた葉書が来たので、見てみたら大きな顔写真とフレーズが多少並べてあるだけ。で?
国の主権者が国民であるという限り、なんだかよくわからない「世論調査」というものよりは、選挙における判断というのが一番大事であることは、言うまでもありません。
去年当時の小沢幹事長が天皇陛下の謁見問題で述べていた「国事行為は、国民が選んだ内閣の助言と承認で行われるんだよ、すべて」という言葉も、全ては選挙の結果な訳です。
選挙で選ぶのは選挙区であればその政治家本人、比例代表であればちょっと不思議ではありますが政治家本人か政党となります。
例えば野球のスターティングメンバーを選ぶのであれば、打力がどうだとか走力がどうだとか守備力だどうだとかを勘案し、自分なりのチームの理想像があった上で、選んでいくのだと思います。
当然政治家であれば、その人の信条、得意な分野、意思の強さを元に選ぶのでしょうし、政党であればこの国をどういう形にしていきたいのかを分野ごとに判断し、そして選んでいくのでしょう。そしてその準備状況も見定めた上で、投票という行動に出るのだと思います。
ところが先ほどの演説(?)、テレビ番組を見ていてもそれに資する情報が全く無いのは一体どうしたことでしょうか?
まさに「知る権利」の妨害と思えるのです。
そりゃあ、国の進路を考える問題は決して楽しかったり面白かったりするものではありません。
でも、そんなの当たり前でしょう。
建築物を作る時だって、事前にいろいろな検討を加えたり、またそのステージに立つためにいろいろな勉強をしてくるわけですが、それが別におもしろおかしいわけではありません。必要だから頭に入れようとしているのです。
だったら、もっともっと大きな存在である国を進路を考える問題を、国の主権者として判断する材料を得ようとすることが、余り面白くなくても仕方ないじゃないですか。
いっそのこと、選挙前3日間は通常番組は抑えて、各候補者や政党の政策等について、いろいろと報道するように法律でも作れないかとすら思います。ちょっと世論操作が怖い気もしますが、それは国民の判断力を信じるしかありません。ワールドカップの時に、あれだけどの局もワールドカップばかり放送していたのですから、政治について出来ないはずはありません。
先ほどのワイドショーで紹介されていた9党の政策、あれで判断するよりはよっぽどましでしょう。
ネット選挙についても、自由に表示させるのが問題だと思うのであれば、各選挙管理委員会が誹謗中傷は削除した上で、公式HPでも作って、各人各党のことがわかるようにしてくれた方がよりいいと思うのです。
とにかく判断を下すには、情報が必要です。その情報がもっと有用な形で有権者に伝わる形をそれこそマスコミ各社や政治家たちは一生懸命考えて欲しいと思うのです。
さて、日曜日は誰に投票すればいいものやら・・・。

「参議院選挙前4日前の風景」に4件のコメントがあります

  1. 公約《マニフェスト》も大事ですが、思想・実績も大事ですよ。
    たとえば、
    A党 外国人参政権推進 夫婦別姓推進
    B党 外国人参政権反対 夫婦別姓反対
    政権与党についているM党は昨年の衆院選で、外国人参政権推進しておきながら、マニフェストで故意に隠しており、今回も隠していますので、そこのあたり注意です。
    各政党・候補者の思想・実績は
    選挙前.com
    http://senkyomae.com/
    国民が知らない反日の実態
    http://www35.atwiki.jp/kolia
    などをご覧ください。

  2. 一読者さん
    コメントありがとうございます。
    確かに選ぶのは、一人の人間ですからね。その人の持っている信条や、今までの歩みを見ていくことも重要なファクターになってきますよね。
    ご紹介いただいたようなページで色々と見ることが出来るのはいいことだと思います。だからこそ、本当は選挙管理委員会がそういったことがわかるポータルページのような物を作ってくれるとよりいいと思います。昔は立会い演説会がすごい人手だったそうですね。そんな風にそこに行けば、各候補者がわかるような場所があればいいのになあと思っています。

  3. げんきさん
    コメントありがとうございます。
    今日の結果相場はどうなるのかなあと思っていたら、本当に微妙ながらの円安、株安でしたね。
    それにしてもこれだけ財政赤字を抱え、経常黒字も現象気味の国の通貨が強いというのも、やっぱり理解しづらいところがありますね。きっと国債がそうはいっても国内で殆ど消化しているからでしょうが、最近の中国の国債買い入れの状況を見ると、また不安を覚えます。
    早く普通の判断で、購買力平価並みの為替レートになるといいですね。

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