大変ご無沙汰しております

いやあ、本当にご無沙汰していました。
何しろ7月の連休(3つは休めませんでしたが)は休みも無く、しかも帰りも午前が殆どといった具合で、さすがにブログに向かう元気もありませんでした。
一昨日からやっとお休みとなり、茨城で3日目となり、漸くブログをちょっと書いてみようかと。
自分はTwitterでは宋文洲さんをフォローしています。そんな中でこんなツイートを見てなるほどと思いました。

日本人の苗字」について湖南テレビの番組に出た(昨日)。大変人気の高い司会だが、「もっと日本に学ぶ勇気を持て」とか「日本に関する中国の教育がおかしい」といっていた。
尖閣などで反中雰囲気の日本と違って、こちらはむしろ日本賛美で終わった。日本のテレビにも見かける矢野浩二さんも同席していた。中国「いうのが俺の自由だ」と人気司会がいった。
中国では日本人を褒めるし、日本賛美の声を聞いた時、とても嬉しい。そんな私は日本人の前で日本人を褒めたくない。おかしいかもしれないが、性格だ。
日本で報道されている中国の悪いところは殆ど事実だ。しかし、良い事実は殆ど報道されない。中国では戦争や政治を除けば、殆ど日本の良いところ報道している。

確かに私が小学生くらいの頃はちょうど日中友好平和条約が結ばれてすぐの時で、テレビでもパンダとかを交えながら、中国の人たちのほのぼのとした雰囲気、残留孤児を大切に育ててくれた中国の里親などがよく紹介されていました。
それと比べて今は、中国の軍備拡張、おかしな風習、むちゃくちゃな制度、成金な人たちみたいな捉え方ばかりで、中国の良さを考えたり伝えたりすることが少なくなってきているような気がします。
実はこの前、仕事で中国の方と商談をさせていただく機会に恵まれました。お話しもうまく進んだのですが、その後地鎮祭の説明をした辺りから話しは日中関係や比較論へと移っていきました。
四川地震の時、有名なこの写真があります。
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死者・犠牲者に対して礼を尽くす日本の救助隊を見て、中国人は賞賛しました。
中国の大規模掲示板の書き込みを訳してみた
実際にそのお客様も中国国内で、この事件は相当感動を持って迎えられたし、また対日感情が良くなったともおっしゃっていました。そして「日本政府は中国政府よりも人の命を大事にする」といった印象を持ったそうです。
また、中国の記事でも確かに尖閣問題では相当強い口調も目立ちますが、それ以外では日本に学ぼうみたいな記事が散見されます。
「キャプテン翼」「スラムダンク」とあだち充から知る日本のスポーツ文化―中国紙
<ロンドン五輪>なでしこジャパン惜敗「この世には、失敗してなお尊敬を集める人がいる」―中国版ツイッター
マナー良い日本人、素養の高さに脱帽―中国客室乗務員
それとは逆にすでに没落国家として見ている面や、見下して話している面も。
日清戦争から100年で中国に抜き返された日本、再度の「逆転」はもはや不可能
日本に渦巻く官民一体の「嫌中感」、中国はどう対処すべきか?
結局国とは単純な集合体では無く、ステレオタイプなイメージで捉えられる物でも無く、複層的な人たちの集まりです。中国という国をただいい加減な常識の通じない国として捉えるのでも無く、無条件に日中友好万歳で見るのでも無く、学ぶべき点は学び、しっかり対処すべき点は対処するという原則をしっかりと保つべきです。そのためにも、中国人の良い点学ぶべき点の報道もしっかりすべきだと考えます。
宋さんの言葉ではありませんが、「日本でも戦争や政治を除けば、殆ど中国の良いところ報道している。」となればいいのにと思うのです。
拙ブログをご覧いただいていた方はご存知でしょうが、中国としての戦略に対して割と厳しい意見を持っていると思いますが、そういった形になって貰いたいと思うのです。

「大変ご無沙汰しております」に2件のコメントがあります

  1. 管理人さんの超多忙のなか世の中をバランスよく観ておられる姿勢にいつも感心しています。

  2. 文武両道さん
    コメントありがとうございます。
    う〜ん、どうでしょうか?バランス良く見ていられるかどうか自信がありません。もし何か偏りがあったら遠慮無くおっしゃってくださいませ。

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