日本と中国・韓国・そしてロシア その1


こんなネタばかりですみません。結構突き抜けて書いてしまったりもするので、不愉快に感じられる方も多いかと思います。その点、まずはご容赦を。
まずのっけからですが、先の戦争、すなわち日中戦争〜第二次世界大戦で我々が得た教訓とは何でしょうか?
自分が思うことを有り体にはっきりと申し上げましょう。
「負け戦とはかくも悲惨なもの。物的・人的損害は想像を絶するものがあり、かつ政体に正義感が持ち込まれる現代においては、国民の根底意識そのものを変えてしまうことが十分にある。」
以前から戦争とは悲惨なものでした。が、そこまで国際間の倫理というものがはっきりしていなかったせいか、強い者が弱い者を挫くことそのものがいけないことではなかったため、勝った負けたで全てが解決していたように思います。
しかし第二次世界大戦は国の正義で戦後処理をしたため、大変ややこしい状況になってしまいました。
第一次世界大戦の時、イギリス・フランス・イタリア・後から参戦したアメリカが勝利し、ドイツが降伏し、オーストリアハンガリー帝国が分解され、ロシアは連合国に位置しながらロシア革命と相まって離脱という言葉が一番近い状況になりました。この時、最初に戦争を起こしたのは皇太子を暗殺されたオーストリアがセルビアに戦線を布告したことから始まりますが、オーストリアは戦後に国際的犯罪を起こしたということにはなっていません。ドイツにしても賠償金と再軍備禁止という形で、これまた国際的犯罪ということにはなっていません。
しかし、実利をとるために賠償を要求すると、その後再度牙をむくことを経験した戦勝国は、第二次世界大戦の処理では、正義と悪の戦いと戦争を位置づけ、賠償金の替わりに復興資金を、しかし戦争犯罪人の処罰で政体の強制的な変更と国連における「敵国条項」で、再度牙をむくことを防止しようとします。すなわち敵国の国民を臥薪嘗胆の状況には持ち込まず、戦争を起こした悪い者たちがいけなかったのであり、大多数の国民は悪くなく、寧ろその国民を解放したのだという善の部分と、でももし牙をむいたら、無条件で攻撃できるようにしているわけです。
ここでややこしいのが、日本の廻りに位置する中国、韓国、ロシア。
中国は確かに日中戦争以来、日本軍と血みどろの戦いを、それこそ自国の領土で行い続けました。戦力差もありながら、連合国の援助も受け、また初めて中国人民が一致して外国と戦おうとしたこともあり、善戦しました。しかし、中国軍が明らかに日本軍を負かしたという状況にはなっていませんでしたし、自力で日本軍を中国大陸から追い出したわけでもありませんでした。しかし、連合国の一員としてよく戦ったこともまた事実で、そのまま戦勝国となりました。もっともそれを導いたのは国民党の蒋介石と言うことになっています。実際に対英米工作(これが無いと早々に中国も降伏していた可能性は決して低くない)では相当な働きをしました。しかし、その後中国の実権を握ったのは蒋介石では無く、国共内戦を勝ち抜いた毛沢東率いる中国共産党でした。
韓国に至ってはもっと難しい。意がそこにあったかどうかはともかく、実際に日本国民としてこの戦争を戦い、そもそも日本と戦争状態にはなっていませんでした。また第一次世界大戦のロシア革命のように、韓国内の独立運動が日本の敗戦のきっかけになってもいません。しかし、この戦争の結果、35年ぶりに独立を果たすことになりました。つまり日中戦争も第二次世界大戦も、韓国という国は関わっていないのです。でも、この戦争が直接的契機で独立を果たす。それより前の世界であればこういった時は支配者が日本からアメリカ・ソ連となったのでしょうが、民族自決の流れとも相まって独立となったわけです。
そしてロシアというかソ連。ここは日ソ中立条約というものを結んでおり、ソ連が突如宣戦を布告した時はまだ中立条約が生きていた期間でした。更に日本が停戦・降伏行為というのものに慣れていなかったことに乗じ、日本国内では8月15日が終戦となっていますが、ソ連軍はどんどん侵攻し、千島列島は1945年8月28日から9月5日にかけて侵攻した結果です。もともと樺太・千島列島は領有があいまいな状況でしたが、明治8年(1875年)に日本とロシアで千島樺太交換条約を結び、平和裏の内に千島列島全てが日本の領土、樺太はロシアとされました。日本側から見れば1945年の8月9日から9月5日にかけてのソ連の行動は侵略行為以外の何者でもないと言えるものでした。更にはシベリア連行と強制労働という、言ってみれば人さらいまで受け、満州地方においてはソ連兵による強姦などの事件も発生したと言われています。
しかし日本が実際に戦闘行為で敗北を重ねたのは、米英軍。特に米軍です。イギリス軍はインパール方面にて、オーストラリア軍にはガダルカナル方面にて苦戦を強いられましたが、これとて米軍のサポートがありました。
つまり対日戦争に於いてはアメリカが自分たちに牙をむかないようにするため、武装解除を行い、戦争指導部を追い払い、国民感情の誘導を行った一連の施策が、「正義の国アメリカが日本に巣食う軍国主義を追い払い、自由民主主義を日本に持ち込んだ」だったと思うのです。
しかし、その施策の中にある論理をこの3国がそのまま使用します。自分たちの国はあるときは第二次世界大戦の倫理的な被害者、またあるときは正義の勝者として振る舞うことによって、実態と違う齟齬が生じていることが、そのまま今の状況に繋がっていると言えると思っています。
まずは前段で終わってしまいました。また時間があればその続きを書いてみます。


“日本と中国・韓国・そしてロシア その1” への2件のフィードバック

  1. 蒋介石政権継続は日独防共協定締結まで続いていたドイツの武器援助なしにはあり得なかったと言われています。勿論宋美麗夫人の対米工作の貢献も相当なものだったでしょう。対米開戦を最後まで避けようとした日本政府でしたが、当時ソ連の思惑の前には抗し切れなかったという教訓を我々日本人は持っています。現在の情勢はどうでしょう?大陸思考のロシアと中国、反日という点では筋金入り、中国の比ではない韓国と北朝鮮を相手に我らが政府はどういう舵取りをしてくれるでしょうか?マスコミが現状のままと仮定すると、国民が感情論に突っ走るのだけは避けたいですね。

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