「尾根のかなたに」の特別試写会に行ってきました


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(ネタリカさんにあった写真を借用しました。盗撮ではありません!)
何気なく応募した今回のWOWOWのドラマの試写会。当選通知が携帯に入り、しかも念入りに「今回の試写会は人数が少なくキャンセルは極力避けて下さい。席も決まっています。」と言われ、そんなにすごいのであればと思い、今日無理矢理休みも取って、試写会に行ってきました。
Onenokanatani
試写会の番組はWOWOWのドラマW「尾根のかなたに 〜父と息子の日航機墜落事故〜」というもの。
番組のHPはこちらになります。
http://www.wowow.co.jp/dramaw/onenokanatani/
試写会と言ってもこのドラマは前編と後編があり、前編のみの上映だったので、まだどんなお話の全貌かとはわかっていません。
が、前編だけでも十分にスクリーンに吸い込まれる迫真性がありました。
それはやはりキャストとスタッフの熱意なのでしょう。
監督の若松節朗さんは、山崎豊子さん原作の「沈まぬ太陽」のメガホンも取っていらっしゃっていて、この事件そのもの対する造詣も深く、実際に御巣鷹山に登られてもいます。
脚本の岡田恵和さんは、NHK連続テレビ小説の「おひさま」の脚本などを手掛けられ、細やかな家族の感情を描写するのが上手い脚本家です。
そしてキャストが、伊勢谷友介さん、玉山鉄二さん、松坂桃李さん、萩原聖人さん、緒形直人さん、石田ゆり子さん、広末涼子さん、國村隼さん、余貴美子さん、貫地谷しほりさんなど、余り芸能界に詳しくない自分ですら聞いたことがある人ばかり。そんな方々が月並みですが311を過ぎ、同じく突然の災害のつらさや絆の大切さを実感した後に演じているだけに、リアリティを感じさせるものとなっていました。
舞台挨拶はその中で伊勢谷友介、玉山鉄二さん、松坂桃李さん、萩原聖人さん、緒形直人さん、石田ゆり子さん、若松監督、岡田さんが出演されました。
以前試写会に行ったこともありますが、そんなに長く話すことは無かったのですが、今回は30分以上それぞれの思いだったりなんだったりを話されていて、それがまたたまらなく楽しかったです。みなさんがどのような想いでこの作品に臨み、どのように入り込んでいったかを語っていらっしゃって、一人一人の想いが伝わってくるようでした。
その時の発言内容はこちらで。
http://www.crank-in.net/entertainment/news/20545
自分の見た印象は
伊勢谷さんは、場慣れもしているのでインタビューの受け答えもそつなくこなしていました。で、サービス精神旺盛で、他の俳優さん達のインタビューの時もつまったりここ突っ込んでほしいみたいなところで合いの手を入れて、優しいんだなあと思いました。
玉山さんは、ちょうどお父さんになったばかりだそうですが、真剣にこの作品と向き合い、自分の今までも省みている感じでした。実際彼がメインに出てくるのは後編になるので演技そのものは余り見ることが出来ませんでしたが、インタビューの際に一言一言噛みしめるように話していたのが印象的でした。ちょっと途中で話しがネタバレになりそうで無理矢理内容を入れ替えているうちに真っ白になってしまったような場面もありましたが、インタビューが次の人に移った時、伊勢谷さんがタオルをそっと渡して汗拭いたら?みたいにしていたのも印象的でした。
ちなみに彼には試写会が終わった後、しばらくブラブラしてから駐車場に行こうとしたところばったり会いました。ここで黙っていられないのが自分の性分。「素晴らしい作品をありがとうございました!」って話しかけたら、偉ぶるわけでも無く控えめに、でもにっこりとしてくれて「どうもありがとうございます。後編もよろしくお願いします。」って答えて頂いたので、「出番は後半ですものね。是非拝見させていただきます。」なんてお答えしました。う〜ん。本当にいい人だ!
松坂さんは「梅ちゃん先生」でブレイクした俳優さんですが、まだまだ初々しく、インタビューで話そうとしているうちの半分も話せなかったように見えました。自分にウソが言えず、段々と尻すぼみになってしまうところを伊勢谷さんにうまく突っ込まれていました。松坂さんが話している間、伊勢谷さんが心配そうにずっと松坂くんを見ていているのを見て、弟のように可愛がっているんだなと思いました。
緒方さんは劇中では明るい役でしたが、実際の彼は寡黙な感じで、玉山さんと同じくこのお芝居に真剣に向き合っていたんだなと思いました。そう言えばこの2人は親子役でした。「ひまわりのように」と監督に言われていたそうですが、まさにひまわりのような演技でした。さすがです。
石田さんはお芝居に対して高い理想を持っていらっしゃるんでしょう。上の記事でも触れられていますが、「若松監督の率いるチームは本当に素晴らしくて、あたり前のことですがひとりひとりがプロで。最近はなかなかそういう現場がなくて…ごめんなさい、今のは失言ですが(笑)、そのぐらい素晴らしいチームでした」と発言されていました。いつもそう思っているんでしょうね。前半だけでもいろいろなお母さんの顔を見せていて演技に引き込まれました。
やっぱり演じているのも生の人間だけに色々な感情があります。そういったものに間近で触れられただけでもとても嬉しかったです。題材は重いものですが、それだけに人生や家族について色々と考えさせられました。
あと、細かいところで興味深かったのが、プレスの方の準備方法。
1)まずホワイトボード(で良かったかな?基準となる白色の板)を持って来て、カメラのホワイトバランス調整をみんなでしていたこと。
2)続いてひな壇にスタッフが座って、フレーミングの調整をみんなが行っていたこと。
3)そして実際に集合写真を撮る時、せ〜のはい!じゃなく、連写で撮っていたこと。そっかあ、こうすれば表情の良い写真を選べるではないか!仕事柄地鎮祭や上棟式の時の集合写真を撮ることも多いので、これからは連写で行こうと思いました。
更に作中のしょうもない突っ込みで言えば
1)多分1980年代にキャンプに出掛けているシーンがあるのだが、その時にアルミ製の便利なキャンプ道具はきっとないでしょう。
2)同じく1985年に中華料理屋で食事を取っているシーン、エアコンのリモコンが最新式でした。もっとアナログな形だったはず。
3)1970年代のシーンや80年代のシーンでの電話がやたら薄く、これまた最新式のものでした。もっと黒電話風でないと。
なんて小道具に少々。でも体育館のセットとか、奉天のセットとか、さすが全部ロケで拘っただけあって、スタッフさんの努力が垣間見られました。
一応テレビドラマでしたが、そこらへんの邦画でも無いくらいの豪華キャストと深い思い入れ。とても素晴らしい作品でした。後編も楽しみです(^o^)


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