福谷君

3年前、どことなく今年の一年生にとても球の速い投手がいるというお話しを聞いてはいました。
そんな中2009年9月26日、慶法戦第1回戦を観戦しに行きました。この時の先発は当時のエース、中林君。そしてリードしている場面で登場したのが、福谷君でした。見るこちらも期待感たっぷりです。
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見守る当時の相場監督もどことなくそわそわした感じ。
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なんかこの構えも今から見るとなんだか初々しいですよね。
この時は直球一辺倒で、松本雅君に文句なしの一発を浴びてしまいます。が、気持ちの強さが感じられ、今後の成長がとても楽しみと感じたものです。
当日の観戦記はこちらです。(http://enaka.cocolog-nifty.com/soon/2009/09/21-f33c.html
そして2年生になって、監督も江藤監督に交代した後は、竹内大助君と一緒に常に塾野球部を支える大活躍を見せてくれていました。
特に長﨑君の根気強い指導があったお陰か、2年生の後半くらいからは抜いたボールも有効に使えるようになり、安定感がどんどん増してきました。
素材は高校の頃から素晴らしかったとは言え、所謂名門校ではないため細かい野球の知識は無かったのかもしれません。それが故か、とにかく貪欲に色々な人に教えを請い、3年生の時に全日本の合宿に参加した時はずっとメモ帳片手に話しを片っ端からメモに取っていたほど研究熱心だったそうです。
そして単位も取り、満を持して臨んだはずの4年生のシーズン、春も秋も開幕前後で足に怪我を負うというアクシデントに見舞われてしまったものの、特に秋は安定して抑えてくれています。
実はこの記事では1年生の頃と今を比べて「福谷君はこんなに進歩した!」っていう流れにしようと思っていました。
ところが、比べてみてびっくり。フォームが変わっていないのです。体幹が強くなったことにより、姿勢そのものは今の方が良いと思いますが。
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(1年生秋の慶法戦1回戦)
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(4年生秋の慶明戦3回戦)
これを見て、自分はこう思いました。
「福谷君は積極的に教えを請い自分の中に採り入れることが出来るが、芯の部分は固く頑固である」
彼の体幹は強くなり、変化球の投げ方も格段に良くなり、メンタルコントロールも格段に良くなりました。それと共に、でも人に惑わされることは無く、自分の考えを持って道を歩んで行けたからこそ、世間からも高い評価を貰えるようなここまで大きな投手となったのだと思います。
明日はいよいよドラフト会議。彼が今まで頑張ってきたことに対して、プロの人間がどんな評価を下してくれるか楽しみですし、また彼のように芯の強い人間なら、きっと成功してくれると思います。
そして、慶早戦では是非今までの全てをぶつけて、最高の慶早戦を作って下さいね。期待しています!!

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