明日の明治戦に向けて

今日の雨は両校の投手にとっては恵みの雨となりそうですね。白村君にとっては勿論、山﨑君・関谷君にとってもちょっとした休養になったのではないでしょうか?
さて、この2戦を見ていて、投手陣は健闘していますね。初戦は勿論のこと、第2戦も入った得点はダブルプレー崩しのスライディング(これは明治のお得意技。湯本君もざっくり太腿に入ったりしていましたね、そう言えば。)、パスボール、四球で出したランナーが内野ゴロの間に生還といった具合に、クリーンヒットで入ったものではないものばかり。
逆に言うと、相手バッテリーにしっかりと抑えられてしまっている印象です。
観戦中にも書きましたが、明治バッテリーの基本線はどうやって最後の落ちるボールで三振を取るかといった組み立てに見えます。これはこちらのチャンスになればなるほど傾向が顕著になってくるように感じます。
この2戦、藤本君の好調さが印象的ですが、これはきっと「低い球は捨てて高い球に絞りました。」が生きているのでしょう。もっとも2戦では藤本君には緩い球を高いところから落としてカウントを稼いでいましたね。
基本線の組み立てがわかれば、対策もまた見えてくるように感じます。
つまり
1)ファーストストライクから積極的に打ち、落ちる球の出番を無くす。
2)2ストライクからはリリースポイントに注目し(リリースの瞬間、右手の指より上だったら変化球、下だったらストレートだそうです)、イニングの早い時は速い球はカット、低めの緩いボールは見送るで、球数を投げさせる。
3)ランナーがいる状態なら、2ストライク1ボール以降であれば積極的に盗塁を仕掛けて、落ちるボールを投げにくくさせる。
なんてところだと思います。
あと、見ていて気になったのが、明治の坂本捕手の動き。まだ2年生と若いせいかキャッチャーボックスで結構動く印象があります。これは気配を出してくれているので、表にせよ裏にせよ、彼の意図を見抜くきっかけがあるということにつながると思います。
自分の思い込みかも知れませんが、彼は追い込んだ後、大袈裟にミットで地面を叩くことが結構あります。普通に見れば「落ちるボールを低めに投げろ」ということですが、あそこまで大袈裟に叩くということはフェイク、すなわち落ちるボールを意識させて、実際は低めにズバッとストレートということもよくあります。またフェイクか?と思いきやそのまま本当に落とすこともあります。それではどっちかわからないじゃん!となりそうですが、イニング毎にフェイクかトゥルーかを決めているように見えました。確かにどっちか決めておかないと投手が惑わされてしまうようにも思います。なので、イニング毎にどっちか見極めて、それに対応するというのも有効では無いかと思います。ちなみに地面をバンバン叩かず、自然とミットが上向きになる時は殆ど落ちるボールだったように思います。
あと前にも書いたことがあるのですが、基本的に点を取るためには0アウト、1アウトのうちにいかにランナーを3塁に進めるかが大事だと思います。そのためにも0アウトでランナーが2塁にいたら、ゴロでもフライでもいいのですが、とにかく右方向に打ってランナーを進塁させてほしいと思います。これが今季のチームは本当に出来ていないと思います。1アウト3塁で点が入らないのは仕方ないと思えますが、0アウト2塁で左方向に打っているのを見る度にちょっとがっくりきていました。バッターとして今何をするのが最善なのか、よくよく意識してバッターボックスに入って貰えればなあと思っています。この代は少なくとも塾高上がりは神宮大会で優勝したメンバーたちがたくさんいて、その時の彼らはまさにケースバッティングをしっかりして、楽に点を重ねていた印象があるので、余計にもどかしく思ってもいるのです。
素人が勝手なことばかり言ってしまいましたが、兎にも角にも明日の試合で優勝を決めましょう!(そう書いた方がなんだか勇ましくみえますね。もっとも他校ですが(^^ゞ)

「明日の明治戦に向けて」に20件のコメントがあります

  1. どうせ低打率なんだからストレートを早いカウントで狙って長打で決める。
    ランナーセカンドでは返せないがファーストでは長打で返せる。
    明治戦ではヒットの本数ではなく長打で決める。
    白村君にとってはスカウトに最後のアピールのつもりで思い切って投げ込むこと。

  2. 明治が新人戦最多優勝回数35回、リーグ戦も同じ35回。
    慶應は新人戦優勝回数12回で5位。
    リーグ戦の優勝回数33回で拮抗。
    1年のときの差を3.4年で追い上げる慶應にプライドあり!

  3. 昨秋と同じように東都と六大学を関東の大学が両方を倒しで日本一になった。アマに詳しい方によれば神宮に出場することは明治神宮大会では関東の大学は至難。自分のリーグで優勝しても4つぐらいのリーグ戦の優勝チームと争って頂点に立たないと全国大会に出場出来ない。そして全国大会でも名門リーグのようにシードされず1回戦から戦う。5年前くらい上武大学が強い、と聞いていたが全国でそのしぶとい強さを発揮した。
    たられば、を言うと、明治は2番手になぜ関谷を出さなかったのか。
    同じ左を続けて・・・やはり決勝を考えて出し惜しみした?トーナメントの怖さだ。前日打線が爆発し、この日も2点先制したので打線の油断もあったかもしれない。

  4. 春のオープン戦では惨敗した東洋、東京国際との6月のオープン戦では引き分けと快勝。
    試験前にオープン戦を組むとは例年ではないこと。それだけ秋に向けて出直しの気力充実。
    志村君解説の明治1回戦あらためて見て思うことは、白村君の直球の威力、横尾君の迫力、藤本君の爆発力は明治を圧倒していたという印象。
    プロのスカウトも最後の秋の復活を信じている。
    秋は立教、明治のカードが続くだろう。ここで2カード連取して優勝したい。

  5. 甲子園でホームランの西口君、吉永君からタイムリー三塁打の安田君
    ようやくメンバーに記載。自己紹介も載ってます。
    例年になく甲子園組が多い1年。

  6. 野球部ブログに湘南OBの「湘南旋風」が出ましたが、塾高監督も湘南ですね。
    別ブロックなので決勝まで当りませんが・・・
    本屋さんで私の関心を呼んだのは松井包囲網。神奈川の陣。横浜、東海大相模、桐蔭学園の私学3強についで湘南。
    夏の大会では湘南がダークホースです。
    春はベスト8で東海大相模に惜敗。夏の予選は堂々の第2シードです。
    順当に行けば春同様、夏もベスト8で東海大相模と再び戦うことになります。
    監督はべスト8は確実、甲子園をめざすと宣言。
    湘南が強くなったのは監督が高校球界では著名な方でおまけにコーチに横浜高校で渡邉監督に薫陶を受けた横浜高校OBが就任したことで
    オール5でも入学困難な湘南に私学の誘いを蹴って挑戦、合格した選手が多いこと。
    3年生の2人エースは学業もトップクラスで東大、慶大志望。
    私塾には栄光と湘南から東大野球部の塾生が2人いるのですが、湘南OBから
    我が母校はかつて甲子園で優勝した経験を持つ伝統校です。慶大野球部OBの佐々木信也は甲子園で優勝、神宮からプロに進み、野球解説者でした。
    それに関し面白い話を一件。
    湘南高校が甲子園で優勝したのは石原前都知事が在学中のこと。当時サッカー部だった石原氏はその頃から生意気な言動が多く嫌われていた。佐々木信也など野球部のメンバーは遠くでサッカーの練習をしている石原氏を狙い打ちする練習をしていた。これで長打力がつき、優勝につながった。
    湘南高校OBしか知らない実話です。

  7. 今日のフェースブックに島根からやってきたあの選手が登場。
    随分ながいこと登録されてなかったので心配してましたが・・・
    甲子園では捕手でしたが・・・

  8. 湯本君の後輩、ドラフト候補として名前も挙がっていた逸材が
    追加登録組としてフェースブックに登場

  9. 「18年ぶり」への執念だった。2回裏、西口の左前打から反攻は始まった。相手失策も重なり、一挙4得点で逆転。これで大竹の心中も切り替わった
    待ちに待った彼も登場していました。
    去年の予選決勝から

  10. 818 ◆kyoei2vtV2 [sage] 2013/03/31(日) 22:23:37.02 ID:whgB+gIu0
    慶応大の名簿に原誠一郎捕手の名前があるね。すごいな〜
    819 名無しさん@実況は実況板で[] 2013/04/01(月) 14:30:11.89 ID:YGBYId67O
    29期の原君か。横浜国大じゃ無かったんだね。慶應野球部は共栄野球部史上初の快挙。

  11. 春、白村君の取材に来ていたスポーツ報知の記者が鈴木君のことを気にしていましたが、
    キャンプメンバーに選ばれているようですね。
    鈴木君は彼の後輩で指定校推薦で工学部に入った文武両道の投手だそうです。
    彼の母校で工学部指定校推薦というのは相当の秀才でないと、と言ってました。
    4年生投手陣の写真で一番前にいました。

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