入院生活も早4日目。この病気はとにかく安静が第一みたいで、兎に角一日中ベッドで寝ています。動いていいのなら、下の本屋さんに行きたいのですが。この前書評を書いた本もそこで買ったものでした。結構面白そうな本があそこにはあるんだよなあ。
さっき患者さんとお医者さんが言い争っているのを聞いて、最近の日本の医療について考えさせられました。患者さんは糖尿病らしく、その痛みが収まらないので、なんで内科の中でももっと専門的症例を扱っている人に相談しないのか?と言い、お医者さんの方は今までこう考えてきていて病院のシステムもあり今後はそれも視野に入れて対処を考えたいという。
つまりは平時の時の対応と非常時の時の対応の違いなのかなと。
ただクレームが出た時点で、患者(客)にとっては非常時だけど、相手がそれをどう捉えるかというのはいずれにせよ大事ですね。
六本木にアメリカからVIP向けの病院が出来るとTVでやっていたのを見たことがあります。そこでは徹底的に何から何までマニュアル化されていました。そこの担当者曰わく、そうしないとうちの提供するサービスの質が保てないと。
今、産業がますます多様化する中、自分のしている仕事で要求されている水準(それはマニュアルに決められていることだとしても)を基準に、他者に要求する人がどんどん増えています。相手の状況を理解せずにそうするのも如何なものかと思いますが、仕事として考えれば、そういったことにいかに迅速に応えるかがこれからもっと大事になってくるような気がします。
なんてことを考えながら、今日もまたベッドに横たわっています。