WBC 東京ラウンド キューバ対オランダ

実は2次ラウンドは2連勝とは思っていなくて、1勝1敗でこの日に決勝ラウンドを戦うと読み、ウェブでチケットを見たところバックネット裏の最前列の席があったので、思わずポチッと押してしまいました。
結果、渋い「キューバ対オランダ」となったのですが、折角の席とチケットなので、ちょっと仕事を抜け出して東京ドームに来ました。
多分誰にも求められていない速報をば。

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(1回裏 ヒットを放つバレンティン)
1回表 キューバ 三者凡退
1回裏 オランダ 2死からバレンティンがセンター前ヒットで出塁も後続が続かず無得点。
2回表 キューバ 先頭打者がヒットで出ましたが1死後、盗塁が中途半端になり1塁に戻るもアウト。続く打者が四球で出ますが、後続続かず無得点。
2回裏 オランダ 2死からヒットで出塁しますが、無得点。
3回表 キューバ セカンドゴロを弾くも間一髪アウト、ライトフライ、センターフライの三者凡退。
3回裏 オランダ 先頭左中間2塁打、ショートへの高いバウンドで内野安打。2塁ランナーはそのままで無死12塁。送りバントで1死23塁。死球で1死満塁。レフトへ犠飛でオランダ先制!1−0。ランナースタートで三遊間を破るヒット。2−0。見逃し三振でチェンジ。2−0でオランダがリード。
4回表 キューバ 左中間2塁打、ライト前ヒットで1点返し2−1。セカンドゴロでダブルプレーで2死も、続くアブレイユがバックスクリーンへのホームラン!2−2。死球で2死1塁、オランダ投手交代。三振でチェンジ。
4回裏 オランダ 四球、ランナースタートのサードゴロで1死2塁。ショートゴロを3塁に投げるもセーフ、1死13塁。盗塁で23塁。レフトへの犠飛で3−2。2死2塁。セカンドランナー盗塁で悪送球も重なり一気にホームへ。4−2。四球でガルシア投手は降板。2死1塁。センターフライでチェンジ。4−2でオランダが再度勝ち越し。
5回表 キューバ 代打でライト前ヒット、続く代打はセンターフライ、続く打者センター横に飛ぶ飛球を飛び込むも惜しくも捕れず1死12塁。センターオーバーでセンター掴んで投げようとするも前を横切ったレフトが気になったか落球。2者還り4−4と再び同点。1死2塁。セカンドゴロで2死3塁。続く打者は四球で13塁も三振でチェンジ。4−4の同点。
5回裏 オランダ 先頭のジョーンズセンター前ヒットで無死1塁。ショートゴロもゲッツー取れず1死1塁。続いてセカンドゴロで今度は4−6−3のダブルプレーでチェンジ。無得点。打者走者足を傷めた模様で担架で退場。
6回表 キューバ 久しぶりの三者凡退。
ここまでの感想として、足で先の塁を狙うオランダと、パワーで初球から振っていくキューバといった引照です。あとキューバ人が明るくて、いつも声を出しています(*^。^*)傍から見るとあんな風に見えるのかな?なんて思っていたりもします。
6回裏 オランダ 1死後四球でランナーが出、2死後盗塁で2死2塁としますが最後はキャッチャーファウルフライでチェンジ。4−4のままです。
7回表 キューバ 先頭打者がレフト線を破る2塁打。続く打者がバントを匂わせながら四球を選び無死12塁。続くバッターもバントをするも小飛球でアウト。最後は4−6−3のダブルプレーで無得点。
7回裏 オランダ 先頭が四球で出るも盗塁失敗。2死後連打で12塁としますが、最後は三振で無得点。
8回表 キューバ 先頭のセパタが四球で出塁、アブレイユがセンター前ヒットで無死12塁。デスパイネがライトフライで2塁ランナーが3塁へ。1死13塁。ここでオランダが投手交代するも、続くトマスがライト前ヒットで遂に勝ち越し。4−5。1塁ランナーは3塁に到達し、1死13塁。続くサンチェスがセンターフライ(センターがジャンプして捕球)。犠飛となり4−6。ゴンザレスは内野フライでチェンジ。4−6でキューバが勝ち越しました。
8回裏 オランダ 2死1塁から1番シモンズの起死回生の同点2ランホームランがレフトスタンドへ!再び6−6の同点。
9回表 キューバ この回からオランダの投手が交代。三振、レフト前ヒット、盗塁成功で1死2塁。レフト前ヒットで1死13塁。4番セパタは三振、5番アブレイユはライトフライで得点が入らず。
9回裏 オランダ レフトフライ、ジョーンズ三塁ゴロも三塁手がボールを弾くエラー。1死1塁。続くスミスはレフト前ヒットで1死12塁。ここでキューバが右サイドスローの投手に交代。続くバッター、バットの先っぽでしぶとく拾ってライト前に落ちるヒット。これで1死満塁。ここでキューバはまた投手交代。続く打者のサンズは打った瞬間犠牲フライ確定とわかるような大きなセンターフライ。オランダベンチからはボールをセンターが捕る前からグランドに飛び出して来ます。そのまま犠牲フライトなり三塁ランナーのジョーンズが歓喜のサヨナラホームイン!オランダが7−6と劇的な勝利を収めました。
見ていて思ったことは
1)オランダは案外スモールベースボール
この試合を見ている限りでは、エンドランを多用する印象がありました。ノーヒットで2点を挙げた4回裏の攻撃は試合巧者と思わされました。あと身体能力が高いので、右打者でも1塁への到達時間が早い!また、大きいの余り狙わず、ラインドライブのボールを打とうとしているように見えました。
2)オランダもキューバもしっかり振る
よく日本の野球で見るタイミングを外されてへっぴり腰になって振らされるという姿が、殆ど見られませんでした。必ず自分のスイングをしっかりしています。なので連続写真で見ると、どのバッティングフォームもクリーンヒットかホームランに見えるほど。ミートすることを優先する日本と、自分のスイングをしっかりとすることを重視する野球の違いのようにも見えました。だからといってブンブン振り回すとも違うのですが。
3)捕手が相手ベンチを見ない
今や高校野球でも捕手は必ず相手ベンチを見てから構えてサインを出しますが、キューバの捕手もオランダの捕手も全くといって良いほど相手ベンチを見ません。自分のベンチからでるサインを見るだけ。
4)興奮するとベンチから水が撒かれる
キューバもオランダも試合状況によって興奮してくると、よく応援指導部が水をかけられるような水筋(?)でベンチから水が撒かれていました。
5)ベンチからの声は自軍のノリを良くするようなものが殆ど
よくある相手を威圧したりけなしたりするようなものではなく、「どんどんノっていくよ〜♪」みたいな声が多いように感じました
6)キューバ人は本当に野球が好き
バックネット裏に座っていたのですが、後ではキューバ人の一団が大応援!ラテンのノリで聞いていても楽しかったです。選手への声掛けも結構やっていて(多分スペイン語なのでさっぱりわからず)、心からキューバの勝利を祈っていたと思います。試合が終わった後、その人たちに片言の英語で「とても残念だけど、素晴らしいゲームだったね。そして皆さんの応援はとてもとても素晴らしかった。ありがとう。」って話してみたら、2m近くのがっちりした身体のおじさんが目に涙を浮かべながらハイタッチをしてくれて何回も頷いていました。ちょっとホロッとしました。
7)キューバは殆ど前進守備をしない
ランナーが1塁にいる状況で、前進守備はまずひきませんでした。オランダはやっていましたね。それだけ肩の強さなど身体能力の高さがあるのでしょう。なので、サヨナラの場面での前進守備は見ていて結構しびれました。
正直、チケットがあるから行ってみるかくらいのWBC観戦でしたが、今まで見てきたWBC(考えて見れば全て日韓戦)とも違い、純粋に試合の攻防を楽しめた、素晴らしい野球観戦でした。
実はギリギリまで行けるかどうかわからなかったので、PCの充電とか忘れていて、昨日途中で更新が止まったのは、MBAの電池切れが原因でした。またカメラも電池がちょうどオランダの歓喜の表情を撮影しているところで切れてしまい、電源周りのケアの重要度を改めて感じました。
そろそろ神宮も開幕するし、球場からの速報の肩慣らしにもなったかな・・・?とも思っています。
やっぱり野球の生観戦は楽しいですね!

「WBC 東京ラウンド キューバ対オランダ」に2件のコメントがあります

  1. 震災から丁度2年。
    あの日の日吉台の映像を見るために独立自尊さんのブログを開こうと思っていました。
    オランダVSキューバ速報、宜しくお願いします。

  2. フレフレ少女さん
    コメントありがとうございます。
    そうですね、あの日からちょうど2年ですね。
    あの日、塾高と國學院久我山の選手たちは確か暗い体育館の中で待機したんですよね。
    月日が流れていくのは早いですね。
    こうやって野球観戦を楽しく出来ることに感謝しないと。
    速報、選手名がさっぱりわからなかったのでイマイチだったかもしれませんが、今年もどうぞよろしくお願い致します。

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