平成25年東京六大学野球春季リーグ戦 慶應義塾大対立教大3回戦のちょっとだけ

今日はもともと4時から錦糸町方面で上棟式があるため、頑張って三時半までしか見ることが出来ないなあと思っていたのですが、午後1時から大事な会議をセッティングせざるを得ないという状況に。しかも話しが長引き、結果的に3時〜3時半までと短い時間しかいることが出来ませんでした。
というわけで超短縮版観戦記です。
6回を終わり3−3の同点。初回谷田君の先制タイムリー二塁打で先制したものの、5回表に白村君がつかまりタイムリーの後、2ランホームランを大塚君に打たれ、1−3となります。ところがその裏、横尾君の2点タイムリーで追いついたという試合展開だったそうです。
7回裏 漸く駆けつけ、そして席に座り、カメラの準備も出来ていないところで最初に「北村、頑張れ!」と声を出しました。そうしたら、いきなり北村君が思い切りよく振った打球は、そのままレフトスタンドへ!
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北村君も嬉しそうですが、それ以上に一塁コーチが嬉しそうです[E:happy01]
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ところでなぜホームインが「命!」なのかはわかりません[E:sweat01]
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谷田君ともがっちり握手といったところでしょうか。ここの段階で7回裏1死、4−3と塾野球部が勝ち越しに成功です。
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続く谷田君はセカンドフライに。谷田君が打ち取られるときのパターンといった感じ、すなわち先に身体がスウェーしてしまい、バットが残っていない感じですね。7回裏2死。
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続く横尾君は、名人芸とも言いたくなる死球。これはたまたま当たっているのでは無く、上手くよけつつ当たっている死球だと思います。横尾君もケイスポのインタビューで言っていましたが、死球は出塁できるし、相手へのダメージもあるので、これはこれで貢献大だと思います。7回裏2死1塁。
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そして相手のパスボールで横尾君は二塁へ。2死二塁となります。
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この三連戦、何度となく見た気がする、藤本君の追い込まれてからの三振です。これでチェンジ。これについては後程。
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7回を終わって、4−3と塾野球部が再びリードを奪いました。
8回表、投手は加嶋君。
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先頭打者はサードゴロ。横尾君が華麗なプレーで処理します。1死。
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続くバッターにはしぶとくショート横をゴロで抜かれます。1死一塁。
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ここですかさず横尾君が加嶋君に声を掛けます。横尾君に限らず2戦目以降は、内野陣やベンチからの積極的な声掛けを感じました。1戦目がウソのようです。自分が来たときは堀野君はベンチに下がってしまっていましたが、ビックリするくらい大きな声を出して「二遊間もっと狭めて!」とか「北村、足を動かせ!」みたいな感じで指示していました。その姿はまさにキャプテンでした。
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続くバッターをナイスフィールディングで加嶋君が捕り、二塁封殺。2死一塁となります。
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ここで次の打者が4番で右打者ということもあり、投手が山形君にスイッチします。
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ここで立教が仕掛け、盗塁敢行!
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小笠原君は肩の強さを見込まれ捕手になったそうですが、素晴らしい送球で見事封殺!この回を無得点で切り抜けます。
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喜んで迎えられている小笠原君。
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ここでタイムアップとなり、流れの良さも感じながら神宮を後にしました・・・。
ところが、速報を見ているとなんと9回に逆転され、そのまま負けたとのこと。なまじ良いところを観戦しただけに、あと1時間の時間の都合をつけられなかった己の状況がとても残念でした。
さて、後で触れますと書いた藤本君について。
最近でこそ藤本君というとホームランか三振か(失礼な表現、申し訳ございません)といった印象が強くなっていますが、塾高の頃の彼はそんなことは全く感じず、寧ろ素晴らしいクラッチヒッターという印象がありました。もちろん大学野球のレベルの高さや、木製バットへの対応といった問題もあるのでしょうが、自分は彼の高校と大学の違いは見逃し方にあるような気がします。
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上記の写真は、彼の高校での最後の公式戦となった夏の予選、対東海大相模戦です。しかも相手は春の準優勝投手で後にプロ入りした一二三君。その彼に対して、微動だにしない見逃し方をしています。
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それに対して今日の2死一塁→二塁の時の見逃しシーンですが、最初から身体が突っ込んでしまい、いわゆる懐の深さを感じない見逃し方となってしまっています。これだと素人目に見ても、ここから例え振って当てたとしても、いい当たりにはならなそうだと思ってしまいます。
また肘の位置が明らかに高くなっており肩の力も入っているように見え、いわゆる力みを感じます。塾高の頃の写真を見ると、今より随分と脱力しているように見えます。
最近の鉄板パターンは最初のうちはちょっとボール気味のストレートと変化球を軸にカウントを作り、最後は抜いた変化球で空振りを誘うというもの。これと上に掲載した写真の見逃し方は密接に関連しているように思えるのです。
藤本君には素晴らしいスイングスピードがあります。であればあんなに早めにスウェーして打たなくても、重心を前に動かさなくても、高校時代のように右足の付け根あたりの重心を余り動かさず、ちゃんと待って、しっかりと打てば、きっと確実性の高い、怖いバッターになる気がします。そのバッティングをするには、やはり今は失っているようにも見える高校時代の自信を取り戻すことだと思います。
なんてったって、一年生の夏には阪神タイガースのプロの投手からガンガン打った藤本君です。ちょっと狂ってしまった歯車を戻し、あのクラッチヒッターだった頃のようになってほしいと切に思います。
藤本君の確実性が増せば、うちのクリーンアップトリオは、相手からはとても怖いものになることは間違いありません。藤本君の復活が塾野球部の優勝を目指す戦いには何としても必要だと思っています。
今日は残念な結果に終わってしまいましたが、これは勝負の綾とも言うべきもの。第1戦を見終わったときは正直このチームはどうなってしまうのかと思ったものでしたが、2戦目以降の戦い、特に選手たちの覇気が全く違っていたので、これは楽しみなチームだと感じました。このチームの伸びしろは大きく、また彼らも上を目指す気持ちは強いと思います。仕切り直しで、まずは昨秋の覇者、法政から勝ち点を取りましょう!
頑張れ!頑張れ!慶應。

「平成25年東京六大学野球春季リーグ戦 慶應義塾大対立教大3回戦のちょっとだけ」に9件のコメントがあります

  1. 法政戦希望スタメン
    (8)佐藤旭
    (4)北村
    (7)谷田
    (5)横尾
    (3)松本大
    (2)小笠原
    (9)斎藤
    (6)牧野
    (1)明(加嶋)

  2. 彦根東、金子のアクシデント響き敗戦
     56年ぶり3回目の出場となった彦根東高(滋賀)は、大会第5日第3試合で習志野高(千葉)と対戦した。同校は4回、甲津、前川の連続二塁打で先制点を挙げる。先発の金子も5回までわずか1安打に抑える抜群の投球を見せる。追加点を奪って試合を決めたいところだったが、6回に両足のけいれんなどで金子が降板。エースを欠いた同校だったが、7回に1点、8回にも2点を奪うなど打線が奮起。しかし、2番手・今井、3番手・大澤が踏ん張れず、サヨナラ負けを喫した。
    エースと2番手が慶應で出番なく、3番手が立教のエース。今日の山形は土佐の伝説的エース、後輩の三谷は立教の新戦力として登板。
    「金子はどうなった?」

  3. 三戦とも観戦されたようですね。ただ、折角のお休みだったのに。。。
    個人的には、入場式の彼らの態度が、全てを物語っているように思えました。まずは、物事に取り組む姿勢を考えてもらいたいです。YouTubeにもアップされています。先日の選抜大会を全試合観戦してきただけに、大学生がとも。。。

  4. 立教の殊勲打を打った選手は一般入試の無名校出身、寮にも入っていないとか。こういう選手の殊勲は嬉しい。願わくば勝ち点4で優勝決定戦したい。大塚監督も有名選手を1年から抜擢する一方、苦労人も起用して結果を出して嬉しいでしょう。勝ち負けはコインの両側。

  5. 中央とのオープン戦で島袋が慶應に打ちこまれても7回まで投げさせたとき、隣のスカウトに聞いた。
    「大丈夫ですか島袋は?」
    「心配ないよ。東都の開幕は来週だが、中央は第2週だから。調整のために自分でチェックしている。開幕を見てそれがわかるよ」
    その通り島袋は完封した。
    慶應を完璧に抑えた亜細亜の九里と東洋の能間が開幕してKOされたのに・・・

  6. 山形君は入学式の日にオープン戦先発デビューし鮮烈な印象を残した。その後、先輩投手がつくった絶体絶命のピンチを100%抑えた。2度の優勝は下級生時代の山形君抜きではありえない。ただし先発に竹内君、抑えに福谷君がいたのでイニング頭からという経験はあまりないし、数少ない先発、イニング頭からの場合の失敗体験が彼を過度に緊張させているような気がする。白村君についても彼の最強のピッチングは明治神宮大会の3イニング限定の抑えとして見られた。先発の成功は去年秋の明治戦でこれも竹内君の不調でやってきた機会で緊張よりもやってやろうという意気込みで快投したように思う。竹内、福谷コンビも4年生になって過度の緊張感で下級生時代のリラックスがなくなったのでは?
    あの決定戦を迎えるまでの戦いは上級生早稲田の投手陣に思いきり無欲でぶつかる若武者ぶりだった。
    「下級生に申し訳ない」竹内、福谷コンビの同じ気持ちの白村、山形コンビだろうが、無理かもしれないが1、2年に戻って楽しく投げてほしい。
    かくいう私も最近、入社して10年ぐらいまでの何でもやっていいという楽しい時期の夢をよく見る。定年間際の数年にはその記憶がない。若い人の手本になる指導者づらは私には似合わなかった。

  7. 新入部員名簿に西口君の名前がないのはなぜか幾人ものOBから聞かれました。
    下田では西口君が小原君とキャッチボールしていました。東大の1年登録、早稲田の一般登録もまだですから、西口君は29日登録に間に合わず未登録なのでしょう。東大は17日に1年を登録するそうですから。

  8. http://baseball.sfc.keio.ac.jp/members/newmember2013.htm
    東京六大学の登録名簿に未記載追加の可能性はあるが、まさか野球部のHPで記載漏れはない。
    最後のオープン戦まで西口君はいたのだから?
    まさか野球部入部条件持久走で脱落。そうだとしたら受験勉強したあとでは不利。
    2浪の猿田は最初、サードからファーストへの送球が届かなかった。
    西口君の入部がないことが、西口君とバッテリーを組むことが夢と語り慶応進学が期待された
    大竹君の早稲田進学への変更になったとしたら残念でならない。

  9. こんな話も・・・早稲田OBが慶應は進学校出身スタメンなのに早稲田はいないと嘆く。昔の早稲田は、森徹は早大学院、石井連蔵は水戸一、野村元監督は北野だった・・・大竹獲りは戦力だけでなく進学校選手狙いかも。

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