5/13放送のETV特集 シリーズアジアと明治日本 アジア留学生が見た日本を見て


書くと言っておきながら放置してしまっているお題目です。
今まで自分は、なぜ明治日本が日露戦争の勝利でアジア各国の青年から希望の星と見られたという記述は数多く見られるのに、その後逆に敵扱いになってしまっていったのか疑問に思っていました。
今回の番組はその答えのヒントをくれたような気がしました。
アジア各国の青年たちは、日本の成功を見て素直に感心し、我々も頑張らねばと思った。そしてその成功の要因は西洋文明を受け入れたからだと捉え、自分たちがその学問を学ぶには地理的にも近く文化的にも近い日本に留学するのが一番と考え、日本に来たとのこと。つまり、日本に対するあこがれと言うよりは日本を通して西洋を見ようとしたわけです。
当然、どこの国でもよそ者に対する偏見という物は多少はあります。しかし、やってきた留学生は日本を少し先に行った仲間と考え、少なくともあこがれとは抱いていない分、そういった偏見に対してもナーバスになっていたようにも見えます。
また、日本の方もアジア云々よりは西洋列強にいかして伍していくかが課題となっていたため、西洋の立場からアジアに接しようとします。(もっとも番組では触れられていませんでしたが、明治初期は一緒になって立ち向かおうとする機運が高かったようですが、それに対する相手側の反応があまりにも鈍く、また従来の中華的秩序から来る西洋化しようとしている日本に対する侮蔑的態度もあり、何度も失望した結果とも言えますが・・・。)
すなわち、搾取をおこなうということです。
こういったことが重なり、やがて彼らは日本に対する失望を抱いて本国に帰っていくことになったようです。
こういったボタンの掛け違いが、今に至る歴史問題を引き起こしている遠因とも言えるのでしょう。
結局はお互いが相手方の気持ちを忖度するとともに、個人個人の間で交流を深め、お互い理解し合うことが何より大事なのでしょう。
今、日本にもたくさんの外国人がいます。日本人として真心で接し、彼らにはいい思い出を持って本国に帰って貰えれば、きっと今よりもっと国際交流が進むんだろうなあ。


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