シーズン半ばで優勝を逃した後


残念ながら、愛して止まない我らが塾野球部は今季優勝の可能性が無くなってしまいました。

これはとても残念なことです。

シーズンが終了した後であれば、来年はどうすべきか?等々を考えるのでしょうが、塾野球部には大いなる伝統の一戦「慶早戦」が控えており、また現在の主力は間違いなく多くの人たちに母校愛を目覚めさせ、そして数々の喜びを与えてくれたメンバーたちです。

であれば、来年以降に対して思いついていることはどこかのメモ帳にでも書いておき、まずは眼前のライバル、宿敵早稲田をどのようにして倒すかに集中すべきかと思います。目の前のことをしっかり出来なくて、どうしてその先が出来ようかということなのです。

ある場所で掲載されていた一文にこんなものがありました。

相場監督の総括を避けて、のんきに慶早戦で散り花を咲かすかの如き悠長さ。
バヤシで昨日夢が潰えて、微かな期待を抱いていた方々も納得なのではないでしょうか。
2年前に加藤の連投で夢が潰えてた時のように。

申し訳ないですが、いろいろな愛情があるにせよ、これから学生生活最後のKEIOのユニフォームを着て、決戦に備える選手にかけるべき言葉とはとても思えないのです。少なくとも戦いに臨む以上「散り花」であってはいけないし、相手である早稲田に対して大変失礼だと思います。この方は以前にこうおっしゃっていました。

 過ちやミスリードをしそうな時、してしまった時に(もちろん試合中です)外部から監督に気付かせるのは頭上からの、即ちスタンドからの声、拍手、どよめき、ブーイングだけであるから皆さんに改めて考えて試合中にリアクションをとってもらえるアジテーションを行いました。
 ミスで今季優勝できない事があり、漆畑やバヤシの顔を三田ではなくスタンドで夕闇の中見るくらいなら、声をあげましょう。と思いますが、賛同頂ける方はベンチに声を掛けませんか。
 それは批判だけでなくても無論構いません。相場よくやったでもいいのです。

それについて、深く同意していました。応援している人もただ傍観するだけではなく、何かアクションを起こそう!ということで、積極的にチームに貢献することが出来れば!ということですから。なので、いくら残念であったとしても、あたかも「もう君たちは終わったんだよ」的な変なニヒリズムは、応援者のすることではないと思うのです。

まあそういった論調はここまでとし、これから後は打倒早稲田についてです。まずは打撃篇。両チームの今季の成績をご覧下さい。多分そのままでは見づらいでしょうから表の上で左クリックしていただければ大きい表が出てきます。

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1)打線については、相場監督の「打ち勝つ野球」の信念のもと多くの選手たちが育ってきました。それが故のファーストストライクからの積極的なバッティングなのだと思います。この4戦の結果としても打率ではあの強力打線早稲田を.294対.261と3分以上上回っています。またその副作用として、四死球数が早稲田に比べて30対41と大きく差がついており、結果として出塁率は.332対.326と拮抗しています。この傾向を敢えて変える必要は無いと思います。早稲田を連続完封した法政の加賀見君、二神君を打ち崩したわけですから。

2)これは勿論相手もわかっているデータです。特に初戦が予想される斎藤君は低めに決める縦スライダーが武器の投手。必ずや最初のうちは低めへの変化球から入り、それを意識しだしたと見るや、初球は簡単にストライクを取りにくるといったようなパターンで来るでしょう。明治の野村君を見ていて思ったのが、「いつもの斎藤君にやられるパターンと同じだなあ」と。

3)最近の斎藤君を余りよくは見ていないのですが、どうも突っ立って投げているように見えます。三振を取ろうと直球のスピードを意識する余り、上から投げ下ろすことに意識がいき、以前のような粘りのある足腰でキレのある速球を投げるといった感じではないなあと。であれば、低めに糸を引くようなストレートを投げるということが出来なくなっているのでは?とも思うのです。

4)であれば、まず第一の方針として、低めの球は特に初球は捨てる。ベルトより上のボールであれば少々外れていようが何しようが思いっきり打つ。こんな作戦で行った方がいいように思えます。

5)但し斎藤君の今季のもう一つの特徴は四死球の多さ。これも頭に入れておく必要があります。もしファーストストライクが空振り、ファールの場合は、じっくり見ていく姿勢も必要だと思います。

5)ちょっと矛盾するかもしれませんが、山口君は余りにも思い切り打ってやろうという気持ちが強すぎて、相手に虚を突かれるような傾向があると思います。足もあれだけ速いのですから、慌てることなくまずは低く強い打球を打つことを心がけ、ちゃんと打ってから走ればいいのではないでしょうか。

6)あとはバントをする際にはあれこれ策を弄せず、初球から少々ボールだろうがしっかりバントをしていく。しないならしない。これを徹底した方がいいと思います。そこに「攪乱」の要素を入れようとする余り、自分たちが攪乱されていることもあるからです。

7)割と走れる選手が多い今のスタメン陣ですが、余り仕掛けていません。特に終盤、緊張する場面ではあると思いますが、思い切ってスタートを切るべきです。それも早いカウントから。

8)早稲田の捕手、杉山君はいつも一球ごとに相手ベンチを見ています。これはサインや雰囲気を何とか読もうとしているのだと思います。であれば、

a)サインがわからないように色々工夫する

b)ベンチを見ていたら踊ったり囃したりして、相手を笑わせる

私としてはb)の方が好みです。

9)試合までの練習ではいろいろ考えて、様々な工夫を凝らす。試合中は複雑なことは考えずにシンプルに考える。

なんてことを考えたりもしました。次回は、投手篇なぞも書いてみようかと思います。

なお、言わずもがなのことではありますが、ここに書いてあることは全て私見であり、全くもってどシロウトの自分が書いたモノです。ああ、こんなこと言ってやがるくらいに軽く読み流していただければ幸いです[E:coldsweats01]


「シーズン半ばで優勝を逃した後」に16件のコメントがあります

  1. あの方の言葉は選手、
    ましてや中林君に向けられたものでは
    ありません。
    あくまでも相場監督を含む
    塾野球部の指導者に向けられたものです。
    加藤君の3連投から何も学ばないのか、
    という憤りです。
    加藤君がプロで活躍できないのは、
    3連投のせいだとバックネット裏の
    塾野球部OBは語っています。
    優勝のかかっていない試合で
    また中林君に連投させれば、
    同じ過ちを繰り返します。
    二神君を打ち崩した
    のではありません。
    二神君は疲れていたのです。
    東洋の看板が打たれて7連敗
    しているのもそうです。
    疲れた二神君を休ませたからこそ
    早稲田を完封できたのです。
    野球は90%投手で決まります。
    いい投手でも打てるのは
    疲れているからです。
    戸村君、中林君の投球イニングは
    あまりに多い。
    昔、立教の野口や慶応の藤原がプロで
    活躍できなかった・・・
    慶応、立教の投手の宿命かも・・・
    でも前田さんは絶対に先発の連投は
    させなかった。
    これはネット裏の塾野球部を最も
    愛するOBの切実な声です。

  2. 相場さんが奥橋君の打者転向に
    踏み切れなかったのは、
    彼を投手として再生させたい、
    という強い思いからだったでしょうし、
    加藤君を完全試合男、渡辺泰助さんに
    頼んでコーチしてもらったり、
    あの志村君に中林君のコーチを頼んだのも
    相場さんの熱意であったと思います。
    立教戦の第2戦、1年竹内君を先発させたのも投手を育てたいという熱意からと
    思います。
    小室君、湯本君、山本君という
    実績のない選手を抜擢したのは、
    相場さんの眼力だと思います。
    それゆえ、第2戦小室君の先発で・・・
    と思ったわけです。

  3. 文武両道さん
    コメントありがとうございます。
    例えばこの記事にいただいた文武両道さんのように書き込んで頂ければ、それはそれで意味があることのように思います。ただ真意はそこにあるにせよ、引用したような言葉を連ねれば、これからまだ戦いが残っている監督を含めた塾野球部の人たちにとっては、ネガティブな気持ちしか抱かせないと思うのです。そこに何の提言もなく、ただ突き放したような態度、更に最後までベストを尽くそうというものには見えませんでしたから。"to be a hard fighter,to be a good looser."ではないと思えるのです。
    その上で考えるに、立教戦を落とした時点で「あと1敗も出来ない!」とおそらく思ってしまったのが、その後の作戦の柔軟性を欠いてしまったのだと思います。
    つまり
    1)立教戦2戦目に1年生投手を登板させ落としてしまい、結果勝ち点も落とした。確実な先発投手で行きたい。
    2)今季はリリーフ陣が充実している。なので6回まで試合を作ってくれれば勝てる。
    3)なので中林君がとにかく先発で6回まで投げ、後はリリーフ陣で逃げ切るしかない。
    といった論法だったのではないでしょうか。更に明治戦第二戦は中林君を5回で交代させています。万が一この試合を落としても、次の試合でもう一度中林君を登板させられる、そうお考えになった結果だと思うのです。それは加藤君3連投の時とは違った発想だと思います。
    それでも、結果は出ませんでした。現場を見ていないのであくまで想像ですが、やはり球は走っていなかったのでしょうね。確かに力投タイプで腕の使い方がしなやかとは言えないフォームなので、なかなか連投がきついのかもしれません。
    もし、今回の試合で考えるとすれば、そうなった時を想定して、その準備を万全に行っていなかったことかもしれません。
    そういえば現役時代に4番を張った監督は、得てして自分の理想像を思い浮かべ、その通りに試合を進めていく印象があります。長嶋さん、王さん、田淵さん、有藤さんなどなどです。チームの中心打者は、「ここで俺が打って試合を決めるんだ」と明確なイメージを持って打席に立たないとダメなんでしょうね。でもいろいろな選手の融合体であるチームは、状況に合わせて融通無碍に動く必要があるのかもしれません。それが、こういった状況を生み出しているのかもしれません。
    でもまた、人間性の素晴らしさも感じさせていただける監督だとも思います。今時の子たちで、口々に「監督さんを胴上げしたい」という人ってなかなかいないと思うのです。また多くの無名打者や、相澤君、小室君といった好投手を見出した眼力もすごいと思います。
    それにしても野球の監督というのは、本当に難しいものですね。
    いずれにせよ、しつこいようですが「華の慶早戦」が残っています。なんとか彼ら(相場監督と4年生たち)に有終の美を飾らせてあげたいですね。

  4. 1990年代、超低迷期だった愛しのチーム『T』しかしあのチームにだけはって考えはありました。(結果は散々でしたけど)
    某、有名格闘家の名言に『戦う前から負ける事を考えるバカがいるか!』があります。
    例え、優勝という目標は失いましたが、意地を見せて欲しいです。

  5. 先月私塾のテーマ
    「アメリカのジャーナリズム」
    のなかで、
    アメリカのジャーナリストが
    ケネディに嫌われたくなくて、
    ケネディに批判的な記事を封印したことが、
    キューバ危機の真相を歴史の闇に葬った、
    と述べました。
    コインの両面を明らかにする
    努力をすること、
    あえて、好きな管理人さんに異論を
    述べました。

  6. 高松高校の野球は
    送りバントなし、ランナーが出ると
    すべて走り、バッターはバスター。
    強いゴロを打つ。
    ランナーは全力疾走。
    送りバントは技術的にむつかしい。
    全力疾走なら誰でも出来る。
    それで伊良部の母校を負かした。

  7. 黄色と黒は勇気のしるし♪さん
    コメントありがとうございます。
    さて、本当にその通りですよね。シーズン後ならいざ知らず、一番大事とみんなが規定している「慶早戦」前に終戦気分に浸ることはないだろう!と思ってしまったわけです。Tさんもそういった気持ちを持っていたから、伝説の敬遠ボール打ちとかも生まれたのでは?と思うのです。
    「伝統の」と野球の対戦で言われるのは、自分の認識している限り、「早慶戦(あくまで世間一般の言い方としてです)」、「巨人阪神戦(同じく)」、「関関戦」の3つだと思います。それほど恵まれた試合が出来る喜び、そしてその試合のあたかも当事者のような気持ちになって応援出来る有り難さを、今一度思い返す必要があるのでは。
    更には間違いなく慶應義塾愛を幅広く巻き起こしてくれた世代が最上級生、最後の完全優勝の主力打者が監督というこのチーム、最後まで勝利を信じて応援していきたいなあと思いますし、是非とも有終の美を飾って欲しいと思っているのです。

  8. 文武両道さん
    コメントありがとうございます。
    勿論わかっていますよ、文武両道さんの真意は。
    また仮に実際に意見が違っていたとしても、それは何ら不思議なことではなく、自分自身の意見の方が確実におかしいことも多々あると思います。
    問題はそれを遠慮して言わなくなってしまう関係になってしまうことだと思うのです。
    それはどんな場所でもそうです。勿論仕事においても自由闊達な意見の交換がないと、チームのモチベーションの意味でも、最適選択の観点からも、大きなマイナス要因となると思います。
    だからこそ、文武両道さんも私塾でケネディとマス・メディアの関係を取り上げられたのだと思います。時々ご紹介している上杉隆さんの著書で「小泉の勝利 メディアの敗北」という本があります。これも興味深い内容なので、もしまだご覧になられていなかったら是非ご覧下さい。
    なので、そうやって色々と問題を提起していただけるのは自分としても本当にありがたく思っています。これからもお気軽に、どうぞ宜しくお願いします。
    そういえば常葉菊川もそのような野球をやっていましたね。その際、ダッシュするタイミング、姿勢、コース等を綿密に考える必要があるでしょう。もしかすると、塾野球部もそういった形の方が合っているのかも知れませんね。

  9. 雑誌、輝け甲子園の星によると、白村くんは一年春から投げます、自分の在学中に優勝をたくさんしたいですと頼もしいことを言ってくれています。
    一戦必勝の高校野球と違う世界での活躍をも期待しております。

  10. 中林、小室のふたりが抜け、
    白村、田村、竹内、福谷・・・強力な投手陣。
    青山、松尾、伊藤、渕上・・・それを支える打撃陣。
    来春が待ち遠しい・・・

  11. 昨日発売のベースボールマガジン。表紙にバヤシくんも載ってました。つい、☆のことばかり気にしていて、危うく(汗)

  12. お久しぶりです。いつも神宮で独立自尊さんを探そうと見渡します、なかなか見つからないものですね。
    毎年秋の早慶は4年生の引退があり感動を味わってきましたが、今季は自分にとってもラストシーズンなのでとても楽しみです。
    最後は早稲田に勝って「丘の上」歌いましょう!

  13. フレフレ少女さん
    コメントありがとうございます。
    それは心強い言葉ですね!
    ただ彼はビッグマウスに憧れているとは思うのですが、実際にはその言葉で自分にプレッシャーがかかってしまうようなタイプにも見えるので、取り敢えずは何事もほどほどに・・・[E:coldsweats01]なんて老婆心ながら思うのです。
    やはり彼は悲壮感漂うマウンドではなく、見ていて本当に楽しそうだなあ!と思えるようなところで投げる方が真価を発揮してくれそうな気がします。そうなると大学のリーグ戦は彼にとても合っている場所なのかも知れませんね。

  14. 文武両道さん
    コメントありがとうございます。
    取り敢えず鬼に笑われても仕方が無いので今は考えないようにしますが、いずれ来年のスタメンなんかを考えるのも面白いでしょうね[E:happy01]
    いろいろな考え方がそれぞれありますが、少しでもいい結果を目指して頑張っていって欲しいですね!

  15. 黄色と黒は勇気のしるし♪さん
    コメントありがとうございます。
    確かに他の雑誌を買うと、大事な雑誌を買うことを忘れてしまうことはありますよね。とは言え、実は先週の水曜日も時間が無くなってしまい本屋に寄れずじまい。いろいろな雑誌を見逃している気がします[E:sweat01]

  16. テニスサークルの後輩ですさん
    コメントありがとうございます。
    いやあ、結構目立っているらしいので[E:sweat01]、割と見つかりやすいそうですよ[E:coldsweats01]
    春の時は、これは今年は違った楽しみも出来たなあと思っていましたが、秋は予想外に仕事が忙しく神宮も2回しか行けていないので、なかなかお会い出来ませんでしたね。
    でも行った時は、どうしても選手たちに声をかけたくなって、つい昔取った杵柄でかけてしまうんですよね。多分なんとなくわかるお話かとは思いますが[E:happy01]
    あと、慶應スポーツのウェブ版、本当に面白いですね!あそこに掲載されているインタビューは、プロ野球とかのものよりも面白いんじゃないかと思えるくらい、臨場感あり、選手に近づいている感ありで、いつも楽しませて貰っています。拙ブログでも時々話題になっているんですよ[E:wink]
    では、さすがに慶早戦で探すのは難しいかとは思いますが、来年以降も是非神宮に足を運んで下さいね。そして一緒に応援しましょう!

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