政局至上主義の党体制


最近のニュースは連日民主党の代表選の話を報道しています。
しかし今回の代表選ほど何が何だかよくわからないものは、自分にとってはありません。
普天間移設問題で迷走に迷走を重ねた挙げ句、支持率の急低下に危機感を抱き、総理大臣を辞任した鳩山さん。そしてその1年ほど前、自身の金の問題で同じく政権交代を果たせるかもしれない選挙を無駄にしかねないという理由で代表を辞任した小沢さん。更に鳩山さん辞任の時に道連れで幹事長も辞任となった小沢さん。
それが、急遽変わった菅さんで選挙に負けたからと言って、また人事面での処遇が不満だと言ってという理由だと報道では推測されていますが、2ヶ月後にはもう代表選に立候補。
結局選挙に勝つか負けるかしか視点が無いように見えてなりません。
自分は鳩山さんにこう言いたいです。
首相を辞任される直前にアメリカと「8月までに辺野古沖での工法を決定する」と最高責任者として約束したわけです。首相を辞任された後、沖縄に何回行かれましたか?8月末はもうすぐですよ。中国の青華大学で名誉博士号を取って悦に入っていたり、次の衆議院選挙で政界引退すると言っていたのに、今は代表選のキャスティングボートを握っているかのような振る舞いをしている暇があったら、8月末までに工法を決めようと死にものぐるいで努力した方が良かったのではないですか?
ただの印象論ですが、90年代以降アメリカとの関係が良好なときは不思議と円安基調で、ちょっとぎくしゃくしている時は円高基調のような気がするんですよね。お隣の韓国も盧武鉉前大統領の時はウォン高で、李明博大統領の今はウォン安ですからね。「誠」という字は、「言葉が成る」と書きます。自分の言ったことは実現させなければ、特に外交では大きなダメージ、すなわち信用の破壊を招くと思うのです。そんなときに代表選とは・・・。
また少々論点を変えますが、今、日銀が自らのバランスシートを肥大させたくないから通貨量を増やさないのでは?と盛んに批判されています。
で、今の日銀の総裁は白川さんですが、本来は副総裁として推薦された方であり、どちらかというと研究畑にいらっしゃったような印象があります。でなぜ白川さんが総裁になったかというと、民主党がねじれ国会の野党時代に当時の山岡国対委員長が先頭に立って人事での不同意攻勢をかけ、総裁候補だった武藤さん(噂によると小沢さんは武藤さんで最初OKだったらしいですが)を結局はねたからです。事務次官として組織を動かしていた武藤さんと学問を追究していた白川さん、それが今になって影響しているようにも感じます。平時とはとても言えない今の状況、大事なのは「決断」と「断固たる意志」だと思うのです。
待ったなしと言われている今の日本経済を取り巻く経済環境。これをさんざん放置しておいて、どうやったら「国民の生活が一番大事」と言えるのでしょうか。
民主党の方々が政局至上主義から脱却し、為政者としての責任感を持っていただきたいと祈って止みません。


「政局至上主義の党体制」に6件のコメントがあります

  1. 小沢さんが経済学部、
    山岡さんが法学部、
    ともに塾出身。
    ふたりが日本を迷走させては
    福沢先生が浮かばれません。

  2. 二大政党制に期待を掛けていましたが過分だったようですね。
    日本では機能しない?
    全く,選挙と政治を分離する手立ては無いものか・・・

  3. 決断力。管理人さんご指摘通りだと私も思います。そういえばコロコロと首相が替わった時代が昔ありました。あの、軍部が台頭した頃です。あの時代もマスコミに国民が翻弄されて悲惨な結末を迎えることになりましたね。平和憲法の有難さを感じます。ところで、「悪人という言葉を聞いてまず思い浮かべる人は?」と尋ねられた小学生の多くが「小沢一郎」と答えたそうですが、学校の先生がそんなことを言うとは思えず、残念というしかありません。民主党議員の方々の大局観と見識を信じて9月14日を待ちたいと思っています。

  4. 文武両道さん
    コメントありがとうございます。
    そうなんですよね、彼らは2人とも塾員なんですよね。
    ちなみに評議会の投票用紙が届きましたが、綿貫さんが評議員であることに今気付きました。
    さて、リアルタイムで今菅総理と小沢さんが会談しているようですが、どうなることやら。

  5. げんきさん
    コメントありがとうございます。
    う~ん、おっしゃるように余りに選挙至上主義になるとどうしても政治はこんな風になってしまうのかもしれませんね。
    でもそういった政治家を選んでいるのが、我々有権者なわけですから、結局は我々有権者一人一人がしっかりとした判断基準を持つしか手立てはないんでしょうね。

  6. kktfさん
    コメントありがとうございます。
    そうなんですよね、なんとなく今の世相って昭和初期にかぶるところがあるんですよね。であればこそ、散々隣国から聞かされている言葉の「歴史を鑑として」見ることが求められているのだと思います。
    こういった時だからこそ内にこもるのではなく、国際協調を旨とすること。
    こういった時だからこそ国力の増進を図るため、産業を盛んにすること。
    そんなことも踏まえながら、民主党議員の方々の大局観、使命感に期待したいと思います。

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