今日、うちの会社で新卒以来14年間監督として頑張ってくれた人が、家庭の事情もあり地方に移住することとなり、退職されることになりました。
そんな時にふと思い出したのが、タイトルの言葉。
調べてみると、これは五言絶句の漢詩から来ている言葉なんですね。
勘酒 (酒を勧む)
勧君金屈巵 (君に勧む金屈巵<きんくつし>)
満酌不須辞 (満酌辞するを須<もち>いず)
花發多風雨 (花發<ひら>けば風雨多く)
人生足別離 (人生別離足る)
作:于 武陵
この詩を元に、素晴らしい意訳をしてくれたのが井伏鱒二です。
この杯を受けてくれ
どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ
ここにある「花に嵐のたとえ」というのは、「花が咲き誇ったと思ったら風雨が打ち付けすぐ散ってしまう」ことであるそうです。
つまりこの詩は「花が咲いてもすぐ散ってしまうことがある。人生に別れはつきもの。だからこそ今このお酒を断らずに飲んでくれ。そして大いに語り明かそう。」みたいな意味なわけです。一期一会に通じるものがありますね。
人と人との付き合いはきれいごとかもしれませんが、結局はいかに誠意をもって相対(あいたい)することが出来たかどうかだと思います。彼に対して、自分はどれほどの誠意を傾けることが出来ただろうか?そう考えることも多々あります。やはり一瞬一瞬を大事に、人と接することが大事なのですね。
「さよならだけが人生だ」
「武士道とは死ぬことと見つけたり」
世の中に永遠ということが無いからこそ、今この一瞬を精一杯生きて、そして周りの人々との繋がりも大事にしていくしかないのです。
彼の今後のご活躍を祈念すると共に、自分も明日来るかも知れない別れがあっても後悔しないよう、これからの人生も歩んでいきたいなあと思います。
なんだか、ちょっと感傷的になってしまいました[E:sweat01]
なかなか良い記事ですね。
このブログが好きなのも大好きな塾野球部の記事とともに
こんな記事との出会いがあるからです。
長々とこのブログに石垣島をリンクさせて「ヤドカリ」みたいですが、
この春の偶然の出会いも嬉しくて・・・
メンバー紹介、ぜひ皆さま、神宮のおともに・・・
各人の言葉にもびっくり・・・・
横尾君の「今を生きる」
今井君の「地下に根を張る」など
私も南の島のブログ、こまめに眺めてきました。
自分はこの春も多くの別れと出会いをしなくてはなりません。
今春からは、日吉台も大事ですが、神宮と都大会も応援頑張ります。
文武両道さまにもお目にかかりたいです。
きっとお会いすると白村君のこと聞いてみたくなるのでじっと我慢。
私の問いにポポさんがちょっと言ってくれましたが・・・
本当にこの春の紅白戦で彼の登板が観れなかったのは残念です。
それにしても野球は不思議です。
白村君と福谷君がいないのに石垣島から愛知遠征まで投手が好調。
社会人との初戦でも2点しかとられていません。
打線は紅白戦のとき福谷君以外から打ち放題でしたが、
貧打線になってきました。
伊藤君も大リーグに行った青木もヒットがない・・・
技術より精神的なものなのかも知れません。
白村君のことは全然情報入りませんので私には何もわからないです。
恥ずかしながらはじめて聞く言葉でした。ただ、こういうきっかけで知ることができ、管理人様に感謝。特に3月は、転勤・退職等も多い季節。また、日本人が好きな桜の季節でもあります。なんか両方をダブらせて感じてしまうものもあるかも知れませんね。
余談ではございますが、我が家の家訓?暗黙の了解?!に、『お酒は、注ぎにきていただたら、最後まで飲み干してから注いでいただく』がございます(^^ゞ
ちなみに、日本酒も普通のグラスで飲まないと…飲ましてくれません(–;)
熱燗?邪道( ̄ロ ̄;)
文武両道さん
コメントありがとうございます。
そんな風におっしゃっていただいて光栄ですが、惨憺たる返信状況を考えると、もっとしっかりせねばですね。
さて、自分はコメントを残すことは出来ませんでしたが、あちらのブログは温かい心がこもっていて、しかもその日の情景が目の前に広がるような記事の数々で、心の中では石垣島に行ったかのような気持ちになりました。そういう方も少なからずいらっしゃったのではないでしょうか?素敵なブログのご紹介、本当にありがとうございます!
打線は本当に気持ちに左右されますね。早く打つきっかけを掴み、調子を取り戻して欲しいところです。でも去年の春も似たり寄ったりの成績です。きっと取り戻してくれることでしょう。
フレフレ少女さん
コメントありがとうございます。
きっと毎年多くのさよならをされて、また多くの出会いがあるのでしょう。まさにそれこそが人生ですね。
やはり人は、相手から受けた愛情の量をわかっていて、その量に応じた態度を取るのだと思います。フレフレ少女さんのように温かい心いっぱいで接すれば、多くの人の心を打つのでしょうね。新年度もまた、素晴らしい出会いをたくさんして、また素晴らしいさよならをたくさんしましょうね。薬師丸ひろ子じゃないですけど、「さよならは別れの言葉じゃ無くて 再び逢うまでの遠い約束」なのだから。
「だいせんじがけだらなよさ」…という歌があったのを思い出しました。