マエケン、webで野球教室始める?

相変わらずのご無沙汰振り、申し訳ございません。

この誰も見ていないであろう状況を活かして、たまには野球のお話を。

この年末から春先にかけて、主としてメジャーリーガー周りと引退したプロ野球選手周りがYouTubeなどで、積極的な情報発信をするようになってきた印象があります。
と言ってもメジャーリーガーはダルビッシュ投手と、それに触発されたような前田投手。
OB選手は、以前からの高木豊さんと、最近興味深い動画を連投される片岡篤史さんくらいですかね、よく見るのは。

その中でマエケンのこの動画には感銘を受けました。とてもわかりやすく、プロ、それもメジャーの一戦で活躍している現役投手が、こんな風にわかりやすく、親しみやすく教えてくれて、しかも現在でのブルペンでの投球を間近から撮影した動画まで見せてくれるなんて。しかも無料。凄い時代です。

そんなわけで、その動画をこちらに埋め込んでみます。

なるほど、高校時代に一時プロ注目選手から外れた時に、自らのフォームを見つめ直して、変えたんですね。そういえばソフトバンクの和田投手が書いた本にも早稲田大学1年生の時にフォームを変えたら、一気に球速が上がったって書いていましたし、16−20歳くらいの時って、フォーム一つでそんなにも変わるんですね。

この動画の中で変えたポイントを3つ上げていらっしゃいました。

1)左腕を高く上げていたのを、左肩と平行か若干上とか下くらいの位置に下げた ⇒マウンドの傾斜が下に向かっているので力を上手く前に伝えていくため
(ちなみに桑田真澄さんはプロに入って右肘を下げて投げるフォームを直されようとして1年目は上手くいかず、オフに宮田征典さんとたまたまキャッチボールしたときに高校時代のフォームに戻したらしっくりきて、そのまま行く事にしたら、2年目以降活躍したというので、やはりフォームは奥深いですね)

2)右膝を落としてマウンドの土が付くくらいまでだったが、右膝を折り過ぎない様にした ⇒右膝の位置を落としすぎると腰が下がり、上半身も下半身も力が入らない。この方が上から投げ下ろせるし、下半身の力もしっかり伝えられる。
(昔、槇原さんが巨人で投げていた頃、好調のバロメーターは右膝に土が付いているかどうかという話でした。きっと相撲で言う股割りの感覚なんでしょうね。身体のメカニズムという観点からも興味深い。桑田さんが日本人の体格に合っているのはナンバ走り、右腕と右足が同時に前に行く、ツイストしない、なんてことを言っていたのも思い出します。もしかしたら、日本人の体格が変わったことも、この理論に影響しているのかも知れません)

3)歩幅を前は8歩分くらい踏み出して投げていたが、6歩半くらいに短かくした ⇒歩幅が広すぎると力が伝わらない、左膝が固定できない。左膝を固定することで、マウンドの上から来る力をしっかり受け止めることが出来るので、上半身の力を効果的に使える。
(これはパワーも然る事ながら、コントロールに大きく影響しているのかも知れませんね。軸足がグラグラするより安定した位置にいつもある方が、コントロールは良くなりそうです。)

ここでちょっと手元にある、ある素晴らしい投手の連続写真を。

上の理論でいくと、
1)はその通りの位置に左腕があります
2)は右膝にしっかりと土が付いて、腰を落としているのがわかります
3)も数えてみたら(Photoshop上ですが)、しっかり8歩でした。

とは言え、この投手のコントロールは素晴らしく、また球速も高校時代より確実に上がっているので、こういった時にどうするかというのもなかなか難しいですよね。
どちらがいいものなのか・・・?
こんなの見たら、余計混乱するのか・・・?

ということで、全く注目されていない今、敢えて掲載してみました。また、いつになるかわかりませんが、またこんなのも書いてみたいと思います。もし見つけて読んで頂いた方、本当にありがとうございます!

「マエケン、webで野球教室始める?」に2件のコメントがあります

  1. コメントありがとうございます!
    見て戴いているのに、こんな更新頻度ですみません・・・。
    懐かしの観戦記も書いてみたので、よろしかったらご覧下さいませ<(_ _)>

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