前日予告した通り声が枯れ枯れになってしまいました筆者です。
さて、今回の慶早戦は両校勝ち点4づつ(つまり相手全校から勝ち点をあげている)で迎えるもので、文字通りこの戦いで雌雄を決するものとなりました。
前日はエース加藤を温存し、勝負所で投入する作戦であった我らが慶應は、早稲田の今まで不振であった4番田中(幸)の満塁本塁打で手痛い敗戦を喫してしまいました。今日勝たないと慶應は優勝を逃し早稲田が優勝してしまうので、自ずと応援の塾生・塾員も気合いが入ってきます。普通日曜日と言えば土曜日に比べ学生の来場数が少なくなるものですが、今回は注目を集め学生席は外野まで埋まる結果となりました。
今回は外野席となりました。最初ブラスバンドはいない、メジャレッツのお姉さんたち(こっちの方が重要か?)もいないとなり、内野席を半分恨めしそうに見ていましたが、外野席の応援の多さ故か最初からその予定だったのか開始1時間前くらいにみなさんやってきました。
そういえば甲子園の時に見かけた応援団の子がいたので(同じ学生服でも大学と高校はボタンが違うので見分けがつきます)、「甲子園の時から頑張ってますね!それにしてもいい時代に応援団をやっていますね。」と声をかけたら「本当に僕もそう思います。今日も応援よろしくお願いします!」と言ってくれて、なんていいやつだと思いました。
ブラスバンドがきて最初の曲が「紺碧の空」。って、最近は早稲田の応援団が表敬訪問に来たとき相手の応援歌で歌う時間があるんです。なので大進撃を「早稲田をぶっつぶせ!GO!GO!GO!」と歌ったり紺碧の空で「慶應、慶應、覇者覇者慶應!」なんて歌えたりしてかなり面白いです。
さて、塾旗も入場しいよいよ場内の興奮も増してきます。
学生席は超満員となりました。
さて試合は慶應がエース加藤、早稲田が越智の先発で始まりました。慶應は1回3回に得点を重ね3-0でリード。加藤なのでこれは楽勝かと思っていたら4回に2死1塁で牽制悪送球から2点を失い1点差。5回に佐藤の本塁打で2点リードするも、5回から次の日のためか加藤を下げ合田を投入。これが裏目に出て6回に同点に追いつかれなお、2死1・3塁の大ピンチ。ここで早稲田がダブルスチールらしきことをしかけるも中途半端な形となり3塁走者はタッチアウト。運を再度引き寄せた慶應は交替したばかりの早稲田の大谷投手の球をよく見極め、四球を足がかりに死球と犠牲フライで2点勝ち越し。最後は交替した慶應の中根投手が踏ん張り6-4で見事慶應の勝利と相成りました。
一進一退の好ゲームだったのでほとんど応援しっぱなしの状態。もう喉がガラガラで声がかすれてしまいました。でもかなりのストレス発散にもなり、満足できるものでした。
さらにおまけとして、神宮球場の脇を通って帰っていると慶應の選手たちがたくさんいて、その中に2年生ながらすでに通算11勝。大学野球界の至宝加藤投手がいるではないですか。思わず写真を撮らせてくださいと頼んだら快く承諾してくれました。握手もしましたが思ったより手は柔らかく話し方もおっとりとしていて背も余り高くなく、出している結果とあまりにも違う印象に驚きました。すごく好青年で、この選手がプロに入ってもずうっと応援したくなる人柄でした。自分の宝物になる写真です。
明日も勝って是非秋・春の連覇を成し遂げてください。
では、みなさんごきげんよう。