やってきました、ピアノの発表会。
何しろ生まれてこの方楽器なぞ演奏したこと無かったわけで、当然発表会の類も初めてです。
発表会そのものは、いわゆるYAMAHAの「大人のピアノ教室」に通っている人がメインなので、格式張ったものでも無く、アットホームな感じで行われました。例えて言うと、卒業式か何かの後に謝恩会ってやりますが、あんな感じでみんながテーブルに座ってお菓子とか食べている中(本当に出ているんです)、順番を呼ばれたら前に出て、ひな壇の上で演奏するような形です。
何せ今週の水曜日に初めて最後まで曲の弾き方がわかったという、大変絶望的な状況の中、どこまで出来るのか?といったところでしたが、家を出る時には、なんとか通して弾けるかなあといったレベルにまでは持っていけたような気がする感じでした。
自分の演奏順番は25人中の6番目。緊張しないつもりでしたが、待っている間やっぱりいろいろなことを考えてしまいます。
そして、いよいよ自分の番。やっぱりグランドピアノと電子ピアノは違いますね。特に鍵の重さと、音色の響きは大きな違いを感じます。最初の音をいきなり1音ぬかしてしまうというところから始まりましたが、段々慣れてきて、またグランドピアノの音色は本当に美しく、楽しいなあなんて思いながら、途中途中危ないところも何とか切り抜け、2/3まで進みました。
さあ、ここからいよいよクライマックス。ffで弾くぞと気合いが入ったら、早速頭の中がホワイトアウト・・・[E:coldsweats02]
本当に楽譜が頭の中から抜けるんですね!楽譜を見れば良かったのですが、既に頭の中は真っ白な雪原が広がっており、目も指も彷徨うばかり。かなり止まってから、ようやく次のメロディーに移ることができました・・・。
やっぱり付け焼き刃はダメだなあと思って演奏を終えたら、思いがけず司会の人にインタビューを受けることに。「美しい演奏でしたね!」とか「始めてどれくらいになるんですか?」とか。どんな意図があるにせよ、そう言ってもらえるのは嬉しいですね。席に戻ったら周りの人たちも「少なくとも途中まではとっても良かったよ!」って言ってくれて、それも嬉しかったです。
更に嬉しかったのが、全部が終わった後、ちょうど自分の親くらいの年齢の方がこちらに来られて「いい曲でしたね!なんて曲なんですか?」って話しかけてくださったことです。しかもよくよく話せば、その方も自分と同じ先生とのこと。その方はご夫婦でピアノを始められて、今回も二人揃って参加されていました。その方は「千の風にのって」を演奏され、とてもきれいなメロディーだったのが印象的でした。そんな方々としばらく会話が弾み、またお会いしましょうねって言って別れました。どんな場所でもそうですが、知らなかった方々とあることをきっかけにお話が弾む。これは本当に楽しいことですし、ありがたいことだなあと思いました。
なおいつものクセで今回の失敗を自分なりに分析すると
1)物事を学ぶ時は、1回覚えたことを自らの手で破壊して、それを再度組み立てることで、自分としてのやり方を身につけることが出来ると、何かの本で読んだことがあります。今回の曲も確かに飛んでしまった場所は、練習中はまだ勢いで弾けていた場所で、その後のなぜか何回も失敗するといった段階に入らなかったところです。他のパートは一旦はそうなっていたので、何とか弾き通すことが出来たのかなあと。
2)頭の中が真っ白になるのは、やろうと思ってなるのではないので、問題はそのときにどうやって普通の状態に戻ることが出来るかが大事だと思います。今回の場合は譜面に一度さっと目を通すべきでした。
3)雑念は持たないことですね。「ここで盛り上げたる!」って気張ったところから、ミスは起こりました。淡々と物事をこなす姿勢が大事ですね。我、木鶏たり得ずといったところです。
と書いてしまいましたが、多分これを読んだ人は全く何のことやらわからないことになってしまっていますね・・・[E:coldsweats02]
まあ、これも個人ブログということで許してください[E:coldsweats01]
なので楽しかったのですが、口惜しい部分も多く、家に帰った後はまたその曲の練習をしてしまっています[E:coldsweats01]
今だったらまだまともに弾けるから不思議なものです。
来年こそは是非リベンジと言うことで[E:happy01]
頭の中が真っ白になる。
野球でエラーをしたとき選手の頭の中は・・・・
工事中に人身自己が起きたとき・・・・
改札を出ようとしたとき
半年分の定期を落としたことに気付いた時・・・
誰でも、その時、合理的な判断ができなかったとこと
後で不思議に思います。
フィールズ賞を受賞した広中平祐の母校、
柳井高校で数学好きの青年だった男、
数学という最高の論理学を愛した男が、
なぜ最も非論理的な理由で殺人をするのか?
人間心理の不思議です。
安西塾長は「不安の現在こそ、学問のすすめが求められる」
と文藝春秋に語っていますが、
医学部をもつ慶応義塾は「現代人の心理」について
研究提言をしてほしい・・・・
いつか独立さんが、私宛のメールで
「慶応義塾こそメンタルトレーニングの研究提言を」
とおっしゃっていたことを思い出して・・・
ジンシンジコで打って、変換したのに「人身自己」
「人身事故」で出ないなんて!?
ライバル会社に営業情報をメールしてしまった、
と頭が真っ白になった人、
「あのメールは取り消しできないでしょうか?」
こんにちは。
発表会お疲れ様でした[E:sign03]
前に「のだめ」のお話が出た時に「もしや[E:sign02]」と思っていましたが
管理人さんも私も同じような動機で同じ楽器を習っているようですね[E:smile]
私も気付けば2年近く習っているのですが
普段は練習時間もロクに取れず、なかなか上達しないので
発表会の打診がある度に丁重に?お断りしています[E:sweat01]
しかも、今月は野球観戦や旅行やらで週末が忙しい為
1ヶ月間のレッスン休みを貰ってしまいました。
来月には復帰予定ですが、レベルはほぼ初心者に戻っている気が。。。[E:bearing]
「発表会参加」という決断をされるだけでもスゴい事ですよ[E:note]
今度お会いする時はそんなお話も出来ると良いですね[E:sign01]
監査の山を越えた息子が久しぶりにやってきました。
独立自尊さんの「頭が白くなる」について意見を聞いたところ、
昔、会計士の1次試験で、
計算問題にひっかかって頭が白くなった、とのこと。
かなり優秀な人でも2次に行けない人は、
ここで平常心に戻れない。
問題数が多いので、パニックになってしまう。
2次の論文式のほうは、
講師の問いに「なぜなぜ問答」を繰り返していた人が合格して、
講師の解答を丸暗記するような人は不合格になるそうです。
実際、仕事についてみて、
パニックに陥りやすい状況に置かれて、
しかも誰も模範解答など出せない問題が多いそうで、
この資格試験の意味もわかったような気がする、
と言っていました。
誰でも頭が白くなる状況に置かれる。
それにどう対応するかという能力。
それにあらゆる問題に自分で疑問をもって考え抜く根気。
この2つが大切ということでしょうか。
観戦記のみならず、あらゆる自分の行動に
「なぜなぜ問答」をしかけてみる独立自尊さんに
見習いたいものです。
文武両道さん
コメントありがとうございます。
この内容の記事にこれほど温かいコメントをいただけるとは夢にも思っていませんでした。ありがとうございます。
確かに頭の中が真っ白になることって、他にもありますよね。
人身事故は我々の業界ではあってはならないことですが、残念ながら起こりうることでもあります。自分の立場としては報告という形から入るでしょうから、如何に的確に指示を出し事態をより良い方向に持っていき、周囲の人間の真っ白になった頭の中を整理してあげるようにするべきだと思っています。そういったことが起これば。
メールの誤送信は、これはもうどうしようもならないですねえ。
文明の利器の怖さです。
文武両道さんは充分に「なぜなぜ問答」をされているように思えますが、まだまだそういった姿勢を保っていらっしゃるところが、今のような素晴らしい文武両道さんを形作っていらっしゃるんですね。
それこそ自分が見習わなくてはいけないと思いました。
では、今後ともよろしくお願いいたします。
COBAさん、コメントありがとうございます。
まさか同じ楽器を同じような時期に始められていたとは
本当に驚きました[E:happy02]
しかし自分の場合は発表会の打診を受けたら、基本は断ってはいけないものだと勘違いしており、とても冷や汗をかくことになりました[E:coldsweats02]
ただああいった場で演奏するというのは、とても新鮮であり、いい経験ですよ。是非一度ご参加されてみてください[E:shine]
まあ、そんな話やら他にもいろいろお話しするネタはありそうなので、今度お会いできる時を楽しみにしています。[E:happy01]
では、今後ともよろしくお願いいたします。
お疲れ様でした。そしてナイスファイト[E:sign03]
ホワイトアウトに負けず完奏とは度胸のつきそうな良い経験ですな[E:sign01]
独立さんのお話聞いて(見て)ると、今回のエピソードもそうですが、人とのご縁とか出会いというものはどんな時どんな場面でもあるんだな〜と気付かされます。
ボクは人見知りがちなので勇気がでない時があります…
私も小学生の頃、姉と妹と三人で習ってました。途中で先生がお嫁に行かれるということでやめてしまったが。教科書の名前は忘れたが、緑・赤・黄色のそれぞれ違った色の本があり、上達すると本の色が変わった記憶が定か。でも今でもはっきり覚えているのは、家での練習の際に、今思えば『ダッシュ慶應』をひいていた(笑) あのコロは何の野球の応援歌か知らずにやっていたけどね♪ 独立さんは慶應の応援歌とか学生歌はひかないのかな?
げんきさん
コメントありがとうございます。
確かに人とのご縁や出会いってどこにでも転がっていますよね。
そしてどんな人も様々な魅力を持っていて、そういったものが見えるととても面白いし、自分の刺激にもなりますよね。
でも絶対同意はなさらないと思いますが、実は自分もかなり人見知りする方なんです・・・。
おくさん
コメントありがとうございます。
教則本はバイエルから始まる一連のものですよね。
今やっている「大人のピアノ教室」はそれとは違う本で練習するんですよ。最初の方から知っている曲をやるのでなんかやる気が出てくるんです。
慶應系の歌、是非弾いてみたいです。
しかし、残念ながらピアノ用の楽譜って見たことがないのです・・・。
「慶應野球部の応援掲示板」から、こちらに誘導されて、気がついてみたら連日のようにチェックするようになっていました。初めて書き込ませて頂きます。
慶應の歌ですが、生協で売っている「慶應歌集」に載っている楽譜は、ピアノ用というわけではないのかも知れませんが、一応ピアノで弾くことが可能だと思います。
私は高校時代ワグネルでしたがピアノは苦手で、たどたどしか弾けませんが、塾歌や「三色旗の下に」や「慶應讃歌」など、時々弾いて遊んでいます。よく知っている曲ですから、音はすぐ取れると思います。是非お試しになってみてください。
・・・などと、差し出がましいことを書きました。失礼の段はどうぞお許しを。
あごらさん
コメントありがとうございます。
なんだかそうやってコメントいただけると本当に嬉しいです!
ブログの書き甲斐が出てきて、やる気が湧いてくる気がします。
更には今一番の関心事かも知れない、楽譜の件で貴重な情報をいただきありがとうございます。なるほど、生協で扱っていたのですね。
日吉であれ三田であれ、なかなか行くのも難しく、行ったら行ったであの場違い感をどうやって解消するか悩ましいところですが、行く機会があれば是非チェックしてみようと思います。本当にありがとうございました。
では、これからも是非是非コメントください。楽しみにしています。
今後とも、よろしくお願い致します。