平成21年春季リーグ東京六大学野球 対立教大 二回戦 途中までの観戦記

もともとは今日は茨城に行く予定だったので、全く観戦する予定は無かったのですが、時間を作ってもらえて、2回裏から7回くらいまで観戦することが出来ました!
なので、部分的なものにはなりますが観戦記を。
球場に入った時は、塾野球部が幸先良く2点を先制したもの、2回裏に立教大が2死13塁と攻め立てているピンチを迎えていました。
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先発は小室君。ピンチの場面ですが冷静に投げきり、ショートゴロに打ち取りました。
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その後も140km/h前後の速球を投げ込み、ストライク先行の安定感ある投球を続けます。そんな彼のフォームです。
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試合が動いたのは4回表。湯本君がレフト前にうまく流してヒットで出塁(4.6秒)。続く竹内君の時にエンドランがかかり、ファーストゴロで2塁へ。続く小野寺君がレフトフライで凡退したものの、高橋君・小室君が連続で四球を選び満塁のチャンス!特に小室君はしっかりと振り切っていたため相手が警戒して四球を与えてしまった印象です。
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ここで立教は先発の斎藤君を諦め、増田君にスイッチ。
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ところが替わった直後は制球が定まらず、ショートバウンドの球を続けてしまいます。それに対して漆畑君はしっかりと冷静にボールを見ています。
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くさい球はカットで逃げます(げんきさん好みのバッティングですね[E:happy01])
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そして、2死満塁フルカウントとなったところで、しっかりとボールに逆らわずライト前にはじき返します。
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相手も前進守備でしたが、スタートがかかっていたこともあり、2塁ランナーも生還して2点を追加します!今シーズンの初タイムリーヒットです。
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沸き立つスタンド。
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ただ一つ物足りない部分が。1塁走者は確かに投手でしたが、スタートがかかっていてしかも本塁送球がなされているのだから、やっぱり3塁まで進んでほしかったですね。こういったところの意識も高めていければもっと素晴らしいと思います。
立教の反撃は5回裏。無死で1塁に出塁した後、スタートを切ったりしてプレッシャーをかけてきます。
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そして次打者も続き、無死12塁のピンチ。ここで相場監督がマウンドに行きます。
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そのアドバイスが功を奏し、続くバッターをショートゴロでダブルプレーにしとめます。
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ここでチャンスの芽を摘み取ったかに思えました。が、小室君も緊張が続いたんでしょう。体重が乗らず、手投げのような状態に。
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そしてタイムリーを打たれてしまいます。ここで4-1。しかし後は踏ん張り、見事に試合を作ります。
この後、塾野球部は継投に出て、6回7回は松尾拓君が登板。しっかりと無得点で抑えます。
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ここで、自分は約束した時間を迎え、7回が終わったところで神宮球場を後にしました。
このあと共に得点をしたものの、8-4で塾野球部が快勝した試合となったそうです。
今日の試合は、いい点がいろいろ出ていました。
1)早い回に先制する。
これは見てはいませんが、初回に2点を先制したのは呪縛を解くいいきっかけになったことでしょう。
2)見送る形がしっかりと出ていた。
4回表の漆畑キャプテンのタイムリーの時は、なんだか打ちそうな気がしました(結果論ならなんでも言えてしまいますが)。見送る形がしっかりと出来ていたからです。他の殆どの選手も突っ込まずに見送っていました。こうなれば、好球必打がしやすくなります。
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3)相手を揺さぶっていた
セーフティーバントや盗塁などで相手を揺さぶっていました。昨日の試合の観戦記でも書きましたが、やはり相手に気持ちよく野球をやらせないようにするため、常にプレッシャーをかけていく姿勢は大事ですね。
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4)高橋君のリードが良かった
どの段階で長崎君に替わったかはわからないのですが、少なくとも7回まではうまく投手をリードしていました。また、しっかりとウェイティングをして3四球、しっかりと送りバントも決めていました。昨日も1失点ですし、彼のリードは塾野球部の大きな武器となるかもしれません。そのためにもあとはバッティングの改善を。好球必打ではなく、相手のリードを読み、ヤマを張るバッティングにした方がいいかもしれませんね。でも、ナイスプレー!高橋君。
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5)小室君のナイスピッチング
今日初めて小室君のピッチングを見たのですが、なかなか小気味よいピッチングでした。これはリーグ戦を戦っていく上でも、大きな収穫でしたね。
一方、まだちょっと気になっていることも。
a)全力疾走を常にしよう
一生懸命走っているときも勿論あるのですが、相変わらずフライアウトやヒットの時に流して走ってしまいますね。フライアウトで4.9秒~5.2秒。ヒットで4.5秒~4.7秒。ゴロアウトの時は殆どが4秒~4.5秒ですから、差が出てしまっています。あと左バッターは4秒を切ることを目標に頑張って走ってください。
b)青山君の悩み
どうしたのか、なかなか振り切れていない印象です。特にフォロースルーがとれていないですね。
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そんなに焦る必要はありません。大きくフォロースルーをとれば、青山君なら軽くスタンドイン出来る力もあります。上級生になるに従って、背負う物がどんどん大きくなってきたんでしょうね。でもこれは誰もが通ってきた道。ここを打ち破れる力が青山君には絶対にあります。なんてったって、私は2年前の春の立教戦での初打席初本塁打を見て以来、彼の4番を一押ししているんですから。さあ、明日は吹っ切って、思い切りバットを前に振りましょう!
いずれにせよ、無得点の呪縛をふりほどいた塾野球部。これで明日はエース中林で勝ち点を取る流れが出来ました。おのおの自分のやるべきことをしっかりと意識して、頑張ってほしいですね。
勝つぞ、勝つぞ、慶應!

「平成21年春季リーグ東京六大学野球 対立教大 二回戦 途中までの観戦記」に7件のコメントがあります

  1. 偉大な先輩、中村太郎君に憧れて慶応に入った
    小室君、何とバッティング好きの外野手だったとか。
    長谷君から投手転向を勧められて投手に。
    明治に入ったとき内野手だった木塚君が、
    投手に転向したことを
    同じサイドからの威力あるストレートを投げているのを
    見て思い出しました。
    投手は三振をとらなくても威力のあるストレートで
    打者を打ち取れる見本のような投球でした。
    青山君はヒットは出ませんが警戒され、
    外野は深く、投手は四球を出す・・・
    山口、青山の3、4番は長打警戒の相手バッテリーの
    脅威になっていると思います。

  2. 私も途中までの観戦でした。
    夕方北関東の地元で諸用があり13時リミットでした。
    前半は遊撃手の守備力の差でリードした感じでした。
    打順を落とした小野寺君のヘッドスライディングや
    小室君の高めのボール球見送り後のきっちりしたバントなど
    良い緊張感が感じられました。
    そしてウルシのタイムリー。
    実は、私は打つ前からタイムリーが出る前提で(祈りを込めて)
    あの掲示板への書き込みを入力していました。
    ホント現実になって嬉しかったです。
    (そして、そのまま投稿!)
    13時前ちょうど慶應の7回のエールになりました。
    右手を高く若き血を聞いて神宮を後にしたのですが
    学生席の向こに見えるブルペンで
    ウインドブレーカーを脱いで投球練習を始める
    バヤシの姿を見逃しませんでした。
    彼の登板が無いことを祈りつつ千駄ヶ谷駅へ向かったのですが
    そうなって良かったです。
    ノドに刺さっていた魚の小骨の違和感が
    だいぶ無くなってきた様なそんな感じです。
    あと、長打絡みで点を取れるようになると
    いやな感じも払拭されるような気がします。

  3. 前隣で相澤君が見ていました。
    卒業後、最初の春季リーグには、後輩の応援にかけつける先輩がいつも見受けられます。
    8点目をとったとき、
    「おおわがケイオーうるわしき三田の山なる
    わが母校・・・」
    ジーンと来ます。
    学生時代から一番好きな歌ですから・・・

  4. 文武両道さん
    コメントありがとうございます。
    小室君、やけにいいバッティングをしているなあと思ったら、バッティング好きの外野手だったんですね!!納得です。
    明治と言えばソフトバンクに行った久米投手も確かそうでしたね。なんか大化けしてくれそうな予感がします。
    長打力のあるクリーンアップ構成、早速試され、ある程度の結果も出していましたね。やはり威圧感も大事です。
    ちなみに「おおわが慶應」をよく知らなかった人が拙ブログにも時々(よくかもしれません)顔を出す方でいらっしゃったので、メロディとこれは近年では大量得点時に歌うんだよとお伝えしておきました。早速今日歌われたようでご同慶の至りです[E:happy02]

  5. 神宮通いさん
    コメントありがとうございます。
    昨日と比べて今日の試合はいい緊張感が塾野球部から感じられましたね。その結果が隙の少ない攻撃だったのかなと思います。
    それにしてもほぼ同時刻に掲示板に書き込みをなさり、ほぼ同時刻に退場されていたとは驚きました[E:coldsweats01]
    中林君、確かにウィンドブレーカーを着たままブルペンに一度行きましたよね!明日の好投を期待しましょう。
    では、今後ともよろしくお願いします。

  6. 久米君も内野を守っていて、1塁送球のアンダースローが球威があって、しかも変化するのでファーストが取れない。監督がそれを見て、投手にコンバートしたとか。
    コンバート組、いずれもサイドスローなので、
    何か共通項があるか?
    長谷君が何か見抜いているのかも?
    隣で見ていた関東の高校野球の重鎮。
    群馬では早稲田の斎藤、慶応の小野寺、明治の久米は
    地元の中学野球でも有名だったそうです。

  7. 文武両道さん
    コメントありがとうございます。
    コンバートの理由が長谷君というのもおもしろいですし、確かにみんなサイドスローですね。サイドスローはオーバースローに比べ、高さのコントロールがしやすいので、投手に馴染みやすいのだと思います。
    でもそのサイドスローで140km/h出ていたのはご立派!の一言に尽きますね。これからの活躍に期待しましょう。

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