今日焼津に向かう車の中で、フジテレビの「報道2001」を聞いていました。
これには各党の幹事長、すなわち自民党の細田さん、公明党の北側さん、民主党の岡田さん、共産党の市田さん、国民新党の亀井さんなどが出演して、日曜日の朝らしく討論する番組でした。
そこで話し合われているとき、今までと明らかに違う雰囲気でした。
つまり民主党のマニフェストに対する問題点の提示や疑惑の追及などを、自民党の細田さんが執拗にやっていて、自分の党の実績や考えを殆ど言わなかったのです。
自分は多分自民党と民主党を比べれば自民党支持だったと思うのですが、今回の番組はひどかった。自分で自分を貶めている感がありました。
と思っていたら、こんな記事が。
「自民、もう立派な野党」民主・岡田氏が皮肉 (From yomiuri online)
与野党の幹事長は衆院解散を2日後に控えた19日、テレビ番組を「はしご」した。
8月30日の衆院選をにらみ、有権者を意識した激しい「舌戦」を繰り広げた。
自民党の細田幹事長はフジテレビの番組で、「(民主党には)いろいろ不祥事もあるし、まだまだ40日間、様々なことがある」と強調した。司会者が、「首相としてのふさわしさ」で民主党の鳩山代表が麻生首相を上回った世論調査への感想を求めた時のことだ。
細田氏は、鳩山氏の資金管理団体による政治資金収支報告書の虚偽記載問題に話を転じ、実際に寄付していなかった個人についても所得税控除の書類を提出していたと指摘した。「寄付金の税控除を悪用した脱税疑惑すらある」と断じる細田氏に、民主党の岡田幹事長は「あまりにひどい発言だ。もし違ったら責任を取ってほしい」とかみついた。
与党はテレビ朝日の番組では、民主党が政権公約(マニフェスト)に月額2万6000円の「子ども手当」創設を盛り込む一方、配偶者控除見直しを検討していることをやり玉に挙げた。
「(配偶者がいて)子どもがいない世帯は、増税になるんじゃないですか」
児童手当など子育て支援拡充を重視する公明党の北側幹事長は対抗心もあらわに迫った。岡田氏が「全くいないところはそうだ」と認めると、細田氏も「詰めが甘いんですよ、詰めが」と畳みかけた。
麻生内閣への厳しい逆風が吹き荒れる中、与党は、鳩山氏の虚偽記載問題を徹底的に追及すると同時に、財源など政権公約の問題点を指摘することに活路を見いだす考えだ。
岡田氏はフジテレビの番組の最後、激しく攻め立てる細田氏らをこんな言葉でいなした。
「もう立派な野党ですね」
全く同じ言葉をずっと思い浮かべていました・・・。
どうしたんでしょうか?自民党は。政権与党としての矜持はどこに行ってしまったのでしょうか?
ちなみにこの番組の司会者の仕切りはなかなか好感が持てました。
初めて野党になったとき、
亀井静香が徹底的に野党的になった自民党で
小沢与党に対峙していたことを
思い出します。
マスコミも
小沢大幹事長が権力を握っていたときは
「反小沢」
野党になると「親小沢」
「良識とは権力を握っている側が言うもの
権力を奪う側は常に攻撃的で非良識であるものだ。」
とは塩野七生の名言。
豊臣から権力を奪った徳川、
徳川から権力を奪った薩長
権力奪取のときは肉食獣だった。
いよいよ桐蔭戦。
大学での桐蔭選手を思い浮かべる。
4番仲沢、エース志村・石井のバッテリーで悲願の優勝。
石井のあと急造捕手として志村の女房役をつとめた萩原。
桐蔭の黄金時代、
小野・高木のバッテリー、高橋。
連覇の栄光
小桧山・大久保のバッテリー
(慶應の推薦争いで入学できなかった萩原)
甲子園で次の目標は慶應と語った渡辺は早稲田で
慶應戦の勝利に感涙。
その後、桐蔭から入学者は減り、田中が主将を勤めたのが最後。
慶應入学をめざし中学から桐蔭に入った平野は、
「大学で逢おう」と約束した加藤との約束を果たせず。
文武両道さん
コメントありがとうございます。
さて、既に自民党が野党になった後ならそれもやむなしと思います。ただ、現在は政権与党。なのに自らすでに野党と規定した上で全てを進めていた議論でした。そこに彼らがよく言う「政権与党としての実績と実行力」は感じられなかったのです。
すでに戦う前から諦めモードであったら、せっかくお互いが実現可能性のある政策を競い合えるかもしれないこの選挙をぶち壊してしまいます。それが残念でなりませんね。どこが「政局よりも政策」だったんでしょうか?
結局、口ではみんな「政策論争をすべきだ」と言いますが、マスコミも、政治家も、それを望んでいないのかなあと思います。ということは国民も?であれば、なかなか民主主義の政治とはなっていかないですね・・・。
文武両道さん
コメントありがとうございます。
桐蔭出身の選手は、結構塾野球部とかぶるので、なんとも言えない親近感がありますね。
彼らのおかげで楽しい思いもいろいろさせて貰えましたし。
しかし、今日の試合は今日の試合。しっかりと勝って次の試合につなげて欲しいですね。でも彼らのことだから、なんのかんの言って勝ってくれそうな気がします。試合勘も大分戻ってきていますし。
自民党 政策
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NHKの「クローズアップ現代」で
30代の失業問題が
クローズアップされていました。
団塊世代2世、私の子供たちの世代の
自信喪失、失業問題・・・
NPOが彼らに声をかけて介護など人不足
の資格をとらせて自信をもたせる試みを
紹介していました。
緊急度から言えば、
子供手当などマニフェストの課題よりも
こちらが先でしょう、と感じました。
子供手当というのは、家庭をもっている
恵まれた人たち・・・
仕事のない家庭をもてない人たちを救う方が
先でしょう・・・
マニフェストが選挙対策でないのなら、
緊急度の再点検が必要と感じました。
郵政の社長が斎藤次郎になったとき、
誰もが感じるのが小沢支配と大蔵省(あえて旧称)極まれり・・・
なぜ日銀総裁、副総裁人事の大蔵OBに反対したのか、
党利党略と言われても仕方がない。
榊原さんに近い鳩山さんが榊原さんの部下であった渡邊さんの
副総裁人事になぜ反対したのか?
気づいてみれば、大蔵官僚が過去官僚と組んで
官僚支配の新たな枠組みをつくり始めた・・・
文武両道さん
コメントありがとうございます。
今日報道された「事業仕分けチームの全面見直し」においての平野官房長官の発言、鳩山総理の度重なる小沢さんに気を遣った発言、どこをどう見ても民主党のほとんどの皆さんが小沢さんを気にしていることは間違いないのでしょうが、それを揶揄するようなことはあっても、面と向かって批判することはないように思えます。
自分は民主党が政権を取ったのだから、いろいろと問題はあるでしょうが、少なくとも3年は政権を担当して貰って、なんらかのことを成し遂げてほしいと思います。政局の安定こそが何よりも必要だと思うのです。
しかしながら、決断者と責任者が違う体制というのは必ず齟齬を来すと思います。返す返すも、献金問題で小沢さんが代表の座を降りてしまったのは残念なことでした。小沢さんなりの識見も当然あるわけで、それを目に見える形、すなわち首相という立場に立ってやってほしかったですね。
それにしても亀井さんは自民党が社会党と組んで政権に返り咲いた時、斎藤さんを追い出す急先鋒だったそうですね。いやはやなんとも・・・。