スライダーの打ち方 ~フルタの方程式より

こちらで返信を打っていたら、とある方から「今、フルタの方程式を放送していますよ」とのコメントをタイムリーに頂きましたので、早速見ることに。
そうしたら、面白いの何のって。自分が見た時は内川選手がいかに外角を上手く打っているかということと、内角をいかにして克服するかというところからでした。他にも野村監督と古田さんの対談とかもあり、なかなか見応えがありましたね[E:happy01]
そして、一番興味深かったのが、スライダー打ちの名手と言われた古田さんの理論。ちょっと備忘録の意味合いも兼ねて、書いてみます。
1.まずはスライダーであることを見極める。
投手がボールを放すリリースポイントのところをよく注意して見る。するとストレートの時はリリースポイントからそのままこちらに向かってボールが来る感じだが、スライダーの時は一瞬上に上がってからこちらに向かってくる感じとのこと。そこで判断をして、次の動作に移るとのことでした。実際に判断するまで0.2秒でしたから、本当に凄いです。
2.内角のスライダーを打つ
外角のスライダーは、自分から逃げていくのでなかなか打てるものでは無い。しかし外角のスライダーは見送ればボールになることが多い。なので、投手も外角を捨てられると、内角から入ってくるスライダーを投げざるを得なくなるとのこと。
そのため見極め方として、リリースポイント当たりから自分の内角いっぱいのコースまでラインを引き、その左側、すなわち一旦内角側に投げてからストライクゾーンに入ってくるスライダーを狙って打つとのことでした。
つまりどちらもリリースポイントを見ていて、1)上に上がって2)ラインより左側のボールだったらスライダーがストライクゾーンに入ってくるので、しっかりと打つ!ということなんだそうです。
なんでこんなことをこれだけ書いたかというと、いるじゃないですかWマークのユニフォームを着て既に6年目な、もはや完全にエースとなった背番号1のスライダーがよくキレている投手が。そして彼を今まで完全に攻略出来たという試合は残念ながらありません。これでは優勝は覚束ない。だったら、彼のスライダーを打ち切るしかない。
なのでもうすでにやっていらっしゃるかもしれませんが、バックネット裏にビデオを据え正面からのフォームを録画して、それをみんなでストレートかスライダーか、そしてその中でも内角かどうかを判断する練習をする。そして、その判断がつくようになったら、みんなで内角のスライダーを打つ練習をする。これでS君を攻略するというのはどうでしょうか?
秋のリーグ戦だってもうすぐです。今年こそ、漆畑君のチームに優勝を是非とも味合わせてあげたいなあと心から思います。もちろん優勝出来うる選手たちがいるんですから。
そう言えば、塾野球部のブログで漆畑君の時と湯本君の時にコメントしてみたら(なんて身の程知らずな・・・[E:coldsweats01])、二人とも真摯な言葉で返信してくれました。一気に二人のファンになりました。
漆畑君の返信
ご指摘していただいた通り、この春のリーグ戦後、数多くの部内戦を行い、チームが勝つために目前のボール、プレー、状況において個々が何をすればよいのかを考える練習を行いました。
その成果を活かして最後のシーズン悔いが残らないように戦っていこうと思います。
引き続き応援よろしく御願いします。
→だから夏のオープン戦の成績がいいのかもしれませんね。結果よりも過程重視。内川選手が仁志選手から言われたという「どうしてこうなったかということを言葉で説明出来ないと、考えて野球していることにならない」という言葉と同じことを言っているのかもしれません。秋がまたまた楽しみになりました。
湯本君の返信
おっしゃる通り春は自分で自分の首を絞めていたのかもしれません。夏は心も体も技も成長するよう頑張ります。あとガッツも忘れずに行きます!応援ありがとうございます。
→こんな見ず知らずの素人さんの言葉にここまで真摯に答えて頂いて、ありがたい限りです。本当に素直ないい青年なんですね。余り自分の首を絞めずに、どうせだったら相手の首ねっこを掴んで、そして一歩でも二歩でも上を目指せるように頑張って欲しいですね。
さあ、もう秋の戦いは始まっていますよ。みなさん、頑張って下さいね。

「スライダーの打ち方 ~フルタの方程式より」に4件のコメントがあります

  1. 佐藤翔君が外されたのも、
    松尾君が外されたのも右投手の外角スライダーが
    打てなかったから・・・
    加藤投手が早稲田の右打者を抑えたのも
    膝元に食い込むスライダーが効いたから・・・
    白村君にスライダーがあったら・・・

  2. 間に合ってよかったです。月1の放送で、勿論予約を入れていたのですが、『への道』が前の時間帯でしたので。
    でもって、またしても番宣。八月一日の15時ちょい前から同じ放送局で結構興味深い番組をやります。お時間がありましたらぜひご覧くださいませ。

  3. 文武両道さん
    コメントありがとうございます。
    キレのいいスライダーは、打者はみんな腰が引けた状態でスイングしていますよね。一旦腰が引け出すと、なかなか腰を入れるのは難しい。桐蔭学園戦での谷田君もそんな感じになっていました。
    そのためにも、この記事の通り、ボールを早めに見極めること、それこそが大事ですね。

  4. 黄色と黒は勇気のしるし♪さん
    コメントありがとうございます。
    真夏のヒーロー伝説名場面とは、これまた面白そうな番組ですね!それで言えば、7/20に放送されたライバル対決もご覧になりましたか?
    スポーツの番組もおちゃらけと、奥まで突き止めるものと両極端になってきましたね!

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