もう月日の経つのは早いもので10月も半ばを過ぎ、今年も残すところあと1ヶ月半となりました。
そういえば何かの折に神宮通いさんにも「年をとるごとに、時間はどんどん早く過ぎていきますよ」といったご主旨のコメントをいただきましたね。それから僅かな時間しか経っていませんが、実感しております。
さて、最近の慶大野球部ブログは野球そのものといったことより、特に4年生の皆さんがこの4年間いかに素晴らしい仲間や周囲の人に恵まれたかを感じさせてくれる内容のものが多いですね。学生野球である以上、ただ勝利のみを追求するところではないでしょうから、現在の野球部がそういった場となっていることが大変微笑ましく感じてもいます。
昨日投手の村山君が書いた記事の中にこんな言葉がありました。
先日、相場監督が主催した「4年生決起集会」がありました。会は第一合宿所の食堂にてビールを飲みながらおいしいすき焼きを食べるといったものでした。4年生の結束を深め、一枚岩となって明治、早稲田に向かっていこうという監督の言葉とともに会はスタートしたのですが、用意された何十本ものビールが1時間もしないうちに飲み干されるほどに盛り上がりました。みんな汗だくになりながらすきやきを食べ、下級生時代の苦労話をしたり、明治戦に向けての議論を交わしたり、飲み比べをしたり、健太郎がねこひろしになったり、湯浅がトイレに立てこもったり。。。
もう本当に楽しかった!!(相場監督が一番楽しそうでした笑)
僕は改めて思いました。
この最高の仲間と優勝したい。
そして、相場監督を胴上げしたい。と。
(from 慶大野球部ブログ2009 キンモクセイ)
いろいろと言われることの多かった相場監督ですが、こんなすてきな素晴らしいチームを作っていたんですね!一緒に掲載されている写真も、本当に素晴らしい笑顔でした。
この慶大野球部ブログの中で時々相場監督語録みたいなものも出てきますが、その紹介のされ方がとてもコミカルだったり愛情溢れるものだったりしています。
きっと部外者の我々には見ることの出来ない、深い絆が築かれているのでしょう。
伝統的にそうですが、塾野球部の面々はとても好青年で真面目な子が多いように思えます。
これだけ素晴らしい仲間や監督に恵まれたら、大事な試合になればなるほど「ここでなんとかせねば!」と力が入ったり、頭が真っ白になったりするような場面も多くなるかもしれません。
だからこそ、グランドに入って試合の時は、雑念を捨て、ただ目の前の事態にどう対処するか、何が最善なのかだけを考えて没頭してほしいなあと思います。
いわゆるゾーンに入るというやつです。
法政戦、東大戦はしがらみを感じるより、目の前の試合を勝つことに集中しているように見えました。
だからこそ、まずは来る明治戦も目の前の相手をどうやって倒すかということだけに集中して、頑張ってほしいと思います。今こそ野球をとことん楽しんでほしいのです。
この愛すべき慶應義塾大学野球部の皆々様に幸あれ!
早稲田の強さはピンチのときの
したたかさ・・・
特に杉山君が投げるボールがなくなった
斎藤君のワンバウンドをピンチの場面、
ことごとく後ろに逃さず、
ビッグイニングを許さなかったこと。
イケイケのとき大量得点、
受け身になると僅少差負け・・・
慶応野球部の課題、
それは、このしたたかさの不足。
立教は実力的には春も秋も
強豪校に1勝している・・・
負けるときは惜敗。
やはり、このしたたかさの不足。
上位校がヒットが少ないのに勝つ、
運だけではない野球の不思議です。
この仲間で野球をできるのもあと1ヶ月なんですよね。そして唯一相場さんを監督として四年間ともに野球をやってきた代でもあるのですね。お互い、特別な想いがあると…。1ヶ月後も野球をやってられるように期待します。ちなみに今朝は明け帰りに朝食用にパンと●●ブルガリアヨーグルトを買って[E:delicious]
個人的な好き嫌いは別にして、モノゴトに対しては常に「コインには表もあれば裏もある」という考え方をするよう心がけています。世の中、100%正しいこと間違ったことは滅多にはありませんので。
勝負事なのであくまでも勝ちにこだわるも良し、学生が余暇の時間にやっている「たかが野球」という見方も良し・・・。
その意味ではいつぞやご紹介した三田評論の座談会で、かつて塾野球部監督をされていた前田祐吉さんが仰っておられた「僕が慶應の監督であったことで幸せだったのは、負けたら、ああみんな勉強しているんだからいいやと言い、優勝でもすれば新聞買いまくってニヤニヤしてればよかったこと(笑」という下りが、私(監督ではありませんが(笑)の塾野球部・塾高野球部に対する心境に近いものを感じています。
在任期間が最も長いとはいえ、監督として最高の実績を残された前田さんの言葉には塾野球部の精神の一端がよく表されていると思います。
金木犀の花言葉
http://hanakotoba-labo.com/7ki-kinmokusei.htm
優勝に陶酔したいですね。
文武両道さん
コメントありがとうございます。
したたかか否か、それは勝負所で落ち着いて自分たちのやるべきことをきちんと見つけているかどうかだと思います。
塾野球部ブログで自分のコメントに対して漆畑君が
「この春のリーグ戦後、数多くの部内戦を行い、チームが勝つために目前のボール、プレー、状況において個々が何をすればよいのかを考える練習を行いました。
その成果を活かして最後のシーズン悔いが残らないように戦っていこうと思います。」
と書いてくれていました。その成果がきちんと出れば、きっとしたたかに勝利を掴むチームとなるはずです。そうであることを信じて、応援していきたいと思っています。
黄色と黒は勇気のしるし♪さん
コメントありがとうございます。
おっしゃるように相場監督と共に入学し、相場監督と共に卒業するのが今の4年生なんですね。絆の強さが少しわかった気もしました。もうここまで来たら、後は我々は信じるくらいしか出来ないですから、このチームの絆の強さに期待しましょう!
キンモクセイの花言葉には「真実の愛」というものもあります。同期愛、師弟愛を大切に、是非大きな花を咲かせて欲しいですね!
Flamand@擬藤岡屋日記さん
またもやお越し頂きまして、どうもありがとうございます!
物事を理解する上で単純化することは大事ですが、物事を是か非で判断するというのは本質を見失うことになると思います。
ただ、他のコメントへの返信でも書きましたが、人間にはどうしても執着がある分、なにかしらバイアスがかかり、どうしても主観的な見方による判断となりがちだとも思っています。本当に難しいモノですね。
そんな中、ご紹介頂いた中での前田監督のお言葉は、執着から解き放たれたお考えにも見えますね。だからこそ"Enjoy!"出来るのかも知れません。それも仏教で言うところの法悦に通じることなんでしょうか?
考えてみればみるほど一見enjoyという英語を使ってはいるものの、東洋哲学の概念に近い考えなのかも知れませんね、"Enjoy Baseball"とは。