白村君の覚醒を切に願う

春は初戦は竹内大助君、2戦目は2回田村君、2回白村君で、抑えに福谷君でした。
秋は初戦は竹内大助君、2戦目に2回白村君の後、明治戦では福谷君が先発でした。
竹内大助君と福谷君しか抑えられるボールを持っていないのなら2人で回すのも止む無しでしょうが、他にもポテンシャルを秘めた投手達がいる塾野球部としては、複層的な投手起用であってほしいと思います。
その中でも期待せずにいられないのが、白村君です。
やはり3年前の秋の印象が余りにも鮮烈だったせいでしょう。塾関係でいいピッチャーというのは何人も見ましたが、「相手がかすりもしないボールを投げる」投手というのは白村君と、春の抑えの時の福谷君ぐらいです。(鈴木哲っちゃんも速かったけど、コントロールが・・・)
その「相手がかすりもしないボール」を投げていた時のフォームです。桐光学園戦ですね。
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次はこの前の明治戦での白村君のフォームです。
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いろいろな見方があるとは思いますが、フォームが変化したことはわかるかと思います。自分が思うのは右肘のフィニッシュの位置です。コントロールを意識し、体幹をぶらさないように心がけているようにも見えますが、右肘が左脇まで入り込んでいたフィニッシュの位置が、身体の正面辺りで右肘が止まってしまっています。これは1)右腕を振り切れていないか2)左肩が早く開きすぎているかのどちらかの要因によるような気がします。
自分が思うに、白村君が覚醒するためには、やはり2008年の夏と秋にヒントがたくさん隠されているのではと思うのです。
2008年の春の県大会で桐光にコールド負けした時、ストライクが入らず不安げな顔をしていたそうです。
【観戦記】桐光学園(4回戦:080426)(From ポポのがんがれ日記)
それが夏の予選では、快投を見せ、

【観戦記】鶴見(3回戦:080719)(From ポポのがんがれ日記)

秋には日本一になるわけです。
その時にどんな技術改善をし、どんな精神状態になっていったのかを思い出すことによって、あの「相手がかすりもしないボール」が生まれるのではと思うのです。
多少コントロールが良くなったところで、キレや勢いがボールから無くなれば本末転倒です。あの凄いボールをど真ん中でもいいから、ドシドシ投げ込んで、相手の打者をビックリさせたいものです。凄いボールを投げられるのは限られた選ばれし人にしかない特権ですから。で、すでにそのポテンシャルは身体の中に刻み込まれているのですから。
さあ、立教戦では覚醒した姿を見られたらいいなあ~。さすれば塾野球部の投手陣は今季は言うに及ばず、来年、再来年も盤石の体制となるでしょうから。
頑張れ!白村君。

「白村君の覚醒を切に願う」に3件のコメントがあります

  1. コントロールと球速は相反するものなんですね・・・・。白村の絶好調の時は。とても打たれる気がしません。
    (高校時代の秋季大会が、今までで一番ベストに思います。)
    投球フォームで気になるのは、投げ込む直前の写真ですが、左腕が下がり気味で、フィニッシュの後、胸に巻き込んでいませんね。同じ写真で左足がかなり広がっているように思いますが、あれだと着地してからの力が、上背だけに集中してしまい、体重移動が急速に乗ってこないのではと見えてしまいました。
    コントロールをつけるには、いろいろな方法がありますが、今は全力投球を心掛けて、コントロールを気にして強い策まとまらず、プロに行って欲しいと思います。コントロールは直せますが、球速は天性のものですから。
    球場で声をかけると、いつも笑顔で応えてくれる、優しい白村君、チームに迷惑をかけないように気を使遣っているのでしょうね。来年はエースです。

  2. まずは、昨日の明治の勝ち点4で、塾野球部の春秋連覇は完全になくなりました。
    打撃陣の不調とともに、白村君の不調も監督の計算外だったのではないでしょうか?(打撃は文武様のレポートを読むと、想定内かも知れないが…)
    2008年の藤沢。彼を初めて拝見しました。そして衝撃のパフォーマンス。インパクトはありすぎでした!!
    西武に昨年入団した菊池君も、今年高校時代のフォームに再度直して今年復活しました。やっぱりいい頃のフォームに戻して欲しいと思ってます。

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