鈴木裕司君の気合いと守備

塾高から彼を見ているファンの人にとっては、たまらない存在(?)であろう鈴木裕司君。
夏の甲子園では前後の打者が打っている中、一人黙々と死球に耐えていたり、でも大事なところで打ってくれたり。
大学でも、印象に残る数々のプレーを見せてくれています。
そんな中、立教戦2回戦の後のケイスポに掲載された彼のインタビューに目を見張りました。

(夏の間は個人的にどのような練習をしていたか)春季シーズンは初めて無失策でやれたので、守備に関して自信がついたので、得意のバッティングを伸ばそうと考えていました。右方向に強い打球を飛ばすことを練習していて、きょうさっそく結果が出たのでよかったです。

なんと!勝負強いバッティングのイメージはたくさんありましたが、守備とは!!
と思って見ていたのですが、法政戦でのバントシフトでの素晴らしいダッシュと2塁送球アウト。
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そして続く回では先頭打者がエラーで出た後、強烈な1塁ライナーを好捕し、そのままベースに入りゲッツー完成。
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更に東大戦2回戦で、沈滞したようなムードが漂う中、守備からグランドに入って最初に彼がしたことが
「ハク!ハク!いい球いってるね〜!」「オーケー、オーケー。いいよ、いいよ!」
まあ、うるさいのなんの・・・[E:coldsweats01]
しかし彼の気持ち、そして考えていることも、ストレートに伝わってきました。同じくケイスポでのインタビューを見ると、

「正直、東大戦はチームとしてはあまりよくなかったので、」

このムードを打破しようとして、最上級生自ら声を張り上げていたんだ・・・と思います。ただ楽しんでいたのかもしれませんが。
本職(?)の打撃でもこのように三塁打を放つ好調ぶり。
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それにしても同じく東大3回戦後のケイスポのインタビューで、

(ラストシーズンに向けて意気込みを)野球を15年ぐらい続けてきたのですが、来年から社会人でこれで野球は最後になるので、とにかくみんなで優勝して、それで野球を終えたいなと思います。

なんて言葉を見ると、ちょっとホロッと来ますね。ここのところ、塾野球部が追い詰められるとどうも雰囲気が縮こまるのは、きっと打破する何かが出てこないからかもしれません。2年前は、湯本君がうるさいくらいにセカンドから声を出していました。勿論暁真君も期待しているし、忠尚君の苦労も実って欲しいと思っていますが、大事な明治戦・そして慶早戦は彼の気合いと雰囲気に託してみてもいいのではと思わされた、この3カードでした。
頑張れ!裕司くん。とても期待しています。是非、優勝の美酒をみんなで味わって、野球を締めよう!

「鈴木裕司君の気合いと守備」に7件のコメントがあります

  1. 「やっぱりユージがナンバーワン!」の応援フレーズ、これって小山君の発案なんでしょうか?絶対に負けられない戦いの明治戦で何度も聞けるといいですね。

  2. お忙しい中観戦記のポイントをついた写真と解説。
    鈴木君の守備に注目されるとはさすがです。
    横尾君に江藤監督がノックを打っている姿にも親心を感じます。
    打撃の不振は守備の自信のなさの現れと見ておられるのでは?
    そのおかげで守備の人、理工の秀才堀野君の先発もよかった。
    大量点のあと守備に神経を使わない状況で横尾君、鈴木君、藤本君を使い
    守備機会を与えておられるように感じます。
    塾高で甲子園に出た大先輩、江藤さんは2年先輩だったそうですが、
    江藤さんがスタープレーヤーではなかったことが、
    選手の気持ちをつかむのに役立っているとおっしゃっていました。

  3. スタンドの最前列から聞こえるあの声援だって、声の大きさは負けてませんよ(笑)
    気持ちですよね。気持ち。
    個人的には、彼のバッターボックス内での構えが凄い好きなんですよね。何でかは?ですが。

  4. kktfさん
    コメントありがとうございます。
    「やっぱりユージがナンバー1」って初めて知りましたが、いいですね、それ!
    来週、向こう側からそのメロディが聞こえてきたら、この歌で跳ね返してやりたいですね。「フー フー」も付けて((゜▽゜*))
    なんて思っていたら、このハイパーユニオンがいつの間にか広島東洋カープのチャンステーマになっていたとは!
    http://youtu.be/SOFbPlllU_E
    たまげました。野村君の影響でしょうか?

  5. 文武両道さん
    コメントありがとうございます。
    やはり守備と打撃は表裏一体かも知れませんね。逆に好機に打てなかった時、横尾君はよく守備位置で心ここにあらずといった風で素振りのようなことをしているのを見ます。是が非でも集中せざるを得ない高校野球と違って、良くも悪くも自主性に委ねられる塾野球部の雰囲気は心地良くもあるでしょうが、彼の集中力を削ぐ結果になっているのかもしれませんね。春より秋の方が球際に弱くなったように思いますし。1年生だからこそ思い切って失敗を恐れず行くべき。されど廻りも、いくら日本一になった高校の四番打者だからといって遠慮したり特別扱いすること無く、集中力を欠いたプレーには、しっかりと言った方がいいのかもしれませんね。
    いずれにせよ横尾君、藤本君には大きく育ってもらわないとならないので、彼らの躍進に期待をしています(^o^)

  6. 黄色と黒は勇気のしるし♪さん
    コメントありがとうございます。
    そうだったんでしょうか・・・。であれば騒がしくて申し訳ないなとちょっと反省してしまいます・・・。
    裕司君、今までも元気ではあったのですが、秋は一段とその元気さが目立っているように思います。例えば松本君なんかも声は目立っていましたが、4年にもなるとそれほど出さなくなっていたような気がするだけに、裕司君の思いの強さ、何とかしたいという気持ちを感じます。そしてそんな気持ちが感じられる選手が自分は大好きなんですよね〜(*^。^*)
    裕司君のバットを垂直にして構える姿、誰かに似ているような気がするのですが、どうしても思い出せません。もう歳ですね(^^ゞ

  7. かつて三木君が主将で優勝したとき、
    「上宮高校から入って余りに練習が楽で自主的なのでびっくりした。
    こんな弱いチームで優勝出来るなんて思わなかった」
    と失礼なことを言っていましたが、
    高校野球の名門から入るとよほど自覚していないと「ぬるま湯」になれてしまうという
    危機感が横尾君にあるようにも思います。
    星稜の山本君、桐蔭の高橋君も同じような悩み、そして自覚をもっていたから優勝出来たように
    思います。

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