敵国条項?

そう言えば、国連憲章にある敵国条項を改めて読んでふと思ったのですが、この条項をそのまま解釈すればロシア、中華人民共和国(両国ともソ連・中華民国の継承国と考えると)は、第二次世界大戦時に(連合国の)敵国であった我が国日本に対しては、侵略的行動を取ろうとしていると強弁すれば、安全保障理事会での決定を経る事無く軍事的制裁行動を取る事が出来ると読めるのではないでしょうか?

となると、例えば

○尖閣諸島の実効支配を強めるため、日本政府が尖閣諸島に灯台を建てた

■中華人民共和国が、日本は侵略的行動を取ろうとしたので、敵国条項に則り、安全保障理事会での決定を経ずして、軍事的行動を起こす事が出来るため、尖閣諸島全土に兵を派遣し、かつ侵略的行動を起こした本体として、管轄の海上保安部の事務所を攻撃したと発表。

ということも出来てしまうのでは?と思いました。

「第53条第1項後段(安保理の許可の例外規定)は、「第二次世界大戦中に連合国の敵国だった国」が、戦争により確定した事項を無効に、または排除した場合、国際連合加盟国や地域安全保障機構は安保理の許可がなくとも、当該国に対して軍事的制裁を課すことが容認され、この行為は制止できないとしている[3]。また敵国の侵略政策の再現に備える地域的取極がなされている場合も、安保理の許可がなくとも敵国に対して制裁(軍事的若しくは経済的な。憲章第7章定義)を課すことができる。」

「敵国条項?」に2件のコメントがあります

  1. 再開していただいたのですね!今後も楽しみにさせて頂きます。
    有難うございました。
    無理のない範囲での更新をお待ちしております。

    戦勝国の 戦勝国による 戦勝国の為の国連。

    ニッポンは国連に湯水のごとく金だけ出して、国連のお財布状態ですね。
    未だに何をするかわからない「敵国扱い」でしょうか。(苦笑)

  2. すみません、カードの更新を忘れていてサーバーが契約切れになってしまっていました・・・。復旧出来てホッとしました。

    永遠の友好国も永遠の敵国もいないことをよくわかっている各国、特に常任理事国という途轍もない既得権益を得ている五カ国は、積極的にこの状況を変えようとする動機が考えにくいですよね。

    だいたい連合国も国連もUnited Nations。翻訳を意図的に違う言葉にしているところからして・・・。

    これからもどうぞ宜しくお願いします!

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