平成22年東京六大学野球春季リーグ 慶早戦 一回戦 観戦記

今日はツイッターか?みたいな記事の投稿を神宮からしておりました。というのも、優待席に座っており、目の前にはマイクに似た物体[E:coldsweats01]とかが置いてあるテーブルがあったため、どう考えても一眼レフなんぞを振り回すわけにはいけない状態、更には試合後に茨城に送っていかなければいけなかったため、いつものような観戦記をアップするのは無理だなあ~と思い、思ったことをちょっとずつつぶやいてみました。そんなわけで今は茨城です。この記事を書き次第東京に戻り、明日に備えます。
さて、今日の試合、一言で言うと「勝って兜の緒を締めよ」ですね。
江藤監督に倣って、素人が勝手気ままに勝った試合こその反省点を挙げていきたいと思います。
1)慎重に行き過ぎる余り四球が多かった
出しも出したり四球は合計6つ。やはり初球がボール、2球目もボールとなるとなかなかカウントが作りづらくなりますね。あと、ボール3からのボールが外れストレートの四球というのも2回ほどありました。今季の早稲田打線はそれほど長打力がある打線ではないようです。勝負強い印象はありますが、そうであれば初球のストレート比率を高めていくようにした方が良さそうですね。
2)送球ミスを引きずらない
9回のエラー、1つ目は仕方ないと思います。人間誰にだってミスはあります。ただそこで責任感の強い彼のこと、三遊間に飛んだギリギリのゴロをつかんだ後、直前のミスを取り戻そうと焦りセカンドに再度暴投してしまいました。これはいけませんね。ここで1死12塁と13塁では大きく違いますから。特に2点差ありましたし。最初の送球ミスが出た時、周りが声を掛けてあげる、自分も再度頭の中を整理するといった作業をしっかりしていくことが大事なのではないでしょうか。ちなみに彼のバッティング、先々週より明らかに良くなっていましたね。
3)試合前の相手チームのバッティング練習をよく見よう
今日の杉山君のバッティング練習、執拗にセンター返しの練習をしていました。これは今日は大きいのを捨てて、確実なミートバッティングを心がけるんだなあと思ったら案の定。初回の2死1塁からのセンター前ヒット、センターはフェンスぎりぎりまで下がって構えていたこともあり、悠々1塁ランナーが3塁を陥れました。これはもっと前で構えていれば3塁にはいけなかったのでは?と思うのです。是非マークしたいバッターのバッティング練習をずっとウォッチすることをした方がいいと思います。
4)サードコーチのお仕事その1
たらればはもちろん禁物。でも4回の2死12塁からの2塁打1点先制のところで1塁ランナー伊藤君を3塁で止めた場面、9回の先頭の湯本君の2塁打、それぞれなぜそこで止めてしまったのかな?と思いました。特に4回の場面では2死ということもあり、しっかりとしたスタートも切っていたので是非!と思った次第です。シーズン当初に突っ込ませすぎだ!と言われたこともあったから慎重になってしまっていたのかもしれませんね。監督ともよく話して、どの場面だったらリスクを取って突っ込ませていいのか確認しておいた方がいいでしょう。
5)サードコーチのお仕事その2
9回の伊藤君の3塁打のスライディングの際の負傷、無事であることを祈るばかりです。さて、その時のことなのですが、なぜ伊藤君はいつもサードと交錯してしまうのでしょうか?自分が思うにサードコーチはしっかりと相手の送球の方向を指で指し示し、ベースの外側に滑り込むのか、内側に滑り込むのか、それとも余裕があるのかをしっかりとコーチングしなければいけないと思うのです。自分も叫びながら見ていたので定かではないですが、これから3塁にランナーが到達する時は、上記のコーチングをしっかりとしてあげてくださいね。
6)ランナーからのプレッシャー
オーソドックスな攻めが多く、そもそもチャンスが少なかった試合でしたが、出塁したらもっと自分本位で走塁を考えるのではなく、相手の精神状態をどうやってかき乱そうか考えて走塁するといいと思います。Y君の牽制死、明らかに盗塁したそうな感じがプンプンしていました。そういうのを感じる能力は、斎藤君さすがです。明日は走者になったら、相手投手や捕手は何を考えているのかな?何をやったら嫌がるかな?と考えてみるとよりいいのではないでしょうか。
ここからは、良かった!と思った点です。
7)竹内君・長崎君の精神の安定
初慶早戦とは思えない堂々とした落ち着きぶり。余りにいつもの投球と同じで感心しました。いつもながらのピンチの多さと、それを切り抜けてくるしぶとさ。この精神のしぶとさはなかなか教えられて出来るものではありません。長崎君も落ち着いていましたし、このバッテリーの落ち着きがこの試合を作っていったように思えます。
8)湯本君の精神の安定
彼もまた、主将としてのプレッシャーもありながら、平常心でプレーしていましたね。今日の2点の起点はいずれも湯本君。またピンチを未然に防ぐ好守備。江藤監督は「メンタルの強化」を掲げていらっしゃいましたが、着実に成果をあげているようです。
9)江藤監督のマウンドに行く絶妙のタイミング
まさにここを崩れると流れが相手に行ってしまうという場面だなあと思うと、江藤監督がおもむろにマウンドに向かう姿を何度も見ました。そのタイミングの的確さ、そして説得力のある言葉。さすがだなあと思いました。
10)バックアップのメンバーの士気の高さ
どうしても松本君に目が行ってしまうのですが、他のメンバーも含め、常に気を抜くことなく試合に入り込んでいる印象でした。こうやってチーム一丸となって戦っているチームは強いですよね。
11)斎藤君攻略の研究の成果
前提条件として、彼は崩れることを期待してはならない。極めてクオリティスタート率の高い投手です。その中でどうやって点を取るか。その方針がしっかり立てられれていたように見えました。自分の感じたキーワードは「ストレートを投げざるを得ない状況を作る」だったように思えます。
さあ、まず1勝しました。余り特別に考えることはありません。いつもと同じようにしっかりとした試合をすることに集中できた時、その先の道が見えてくると思うのです。
では、締めの一言はもちろん、
早稲田を倒せ!慶應[E:shine]

「平成22年東京六大学野球春季リーグ 慶早戦 一回戦 観戦記」に1件のコメントがあります

  1. 伊藤君に問題があるのではなく、サードコーチですか?
    渕上君、無理な送球はやめてください。
    名手であるがゆえのプレーのように見えます。
    ミスをしたほうが負ける・・・
    今日の試合は四球もミスも慶應に多く、
    投球内容は斎藤君のほうが断然上だった。
    それでも勝ってしまった!
    勝ったことは嬉しいが、東都だったら優勝戦とは呼べない!

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