大東亜戦争とスターリンの謀略を読んで ー尾崎秀実手記より

前回に続いての引用ですが、今回は尾崎秀実手記より。 尾崎秀実といっても、昭和史に興味がある人で無いとなかなか知られていない人物かと思います。 彼は、所謂ゾルゲ事件に連座し、ゾルゲ諜報団の首謀者の一人として死刑となった人、くらいの知識しか自分には無かったのですが、そんな言葉ではとても語りきれないような […]

大東亜戦争とスターリンの謀略を読んで ーレーニンの言葉・コミンテルン第6回大会の決議

年末年始を利用して読もうと思って手に取った「大東亜戦争とスターリンの謀略」。 昭和25年に刊行されるもGHQにより発禁処分となった本ですが、内容が大変興味深いです。よく司馬遼太郎さんが「歴史を俯瞰して見る」といった言葉を発していましたが、令和に御代も変わって、以前の歴史を知りながら読むと、ただただ凄 […]

日韓併合時の韓国の人の感じ方

お隣の国で、ロウソクデモあたりからどうなんだろう?と思っていた感じが、あの人が大統領になってからどんどん表面上に出てくる感じで、これはきっと潜在意識の顕在化みたいなものとして見ていました。 そんな中、「盗人猛々しい」と言ったと報じられたあの大統領の言葉の原文が「賊反荷杖」という言葉だそうなんですが、 […]

戦後70年に考えること

今、日本テレビのミヤネ屋で戦後70周年企画と言うことで、硫黄島の戦いのことを放送しています。 その中で栗林中将が採った地中にトンネルを張り巡らし、持久戦を目指した作戦を「今までやったことのない、考えたことの無い」といった言葉で表現していました。 この人たちは、ついこの間、ペリリュー島に陛下が慰霊に行 […]

「慶應義塾の昭和二十年」の展示物から③ 退院に際しての小泉塾長の挨拶文(昭和二十年十二月一日)

戦前・戦中・戦後の厳しい時代に慶應義塾の塾長を務め、戦後は今上陛下の教育掛にも就任された小泉信三元塾長は、戦争末期の昭和20年5月、空襲によって被災し、大火傷をおって、長期入院を余儀なくされました。彼の7ヶ月の入院生活の間に、日本は戦争に敗れ、世の中は一変し、世相も混沌としていきました。いよいよ退院 […]

「慶應義塾の昭和二十年」の展示物から② 特攻出撃10日前の隊員の雑談を記録した手帳(上原良司妹・清子)

今日ご紹介するのは、上原三兄弟の妹、上原清子さんが出撃直前の特攻隊員の会話を記録した手帳(特に有名なのは上原良司さん。経済学部1年で学徒出陣、特攻出撃前につづった「明日は自由主義者が一人この世から去って行きます。」の言葉が印象的な手記は有名。清子さんが兄良司さんとの最後の面会時、居合わせた学徒出身の […]

「慶應義塾の昭和二十年」の展示物から① 学徒出陣時にレコードに残された音声(塚本太郎)

最初は昨日拝観した「慶應義塾の昭和二十年」での展示物を色々とご紹介しながら、感じたことを書こうと思ったのですが、一つ一つを省略することが勿体なく感じ、一つ一つについてゆっくりと書いていこうと方針転換しました。第一回目は学徒出陣時にレコードに録音した特攻隊員の言葉です。 (このレコードを録音した塚本太 […]